J2札幌 MF田中克幸が左足で2戦ぶり勝利に導く「結果につなげていけるように」…20日・ホーム藤枝戦

2025年4月19日(土)6時5分 スポーツ報知

ボールキープする田中克(カメラ・ 砂田 秀人)

 J2北海道コンサドーレ札幌MF田中克幸(23)が、高精度の左足で2戦ぶり白星へと導く。ホーム・藤枝戦(20日)に向けた18日の宮の沢での全体練習後、田中克はFKを繰り返し、独特の弾道でネットを揺らした。「フィーリングは悪くなかった」。そう口にした好感触は明日の一戦で生かす。「セットプレーで点が入れば、チームも楽になるし勢いも出る。それを決めるのは自分」。責任感を持って左足を振り抜いていく。

 1—3で敗れた前節・水戸戦では開始2分、強烈な左ミドルを放つも右ポストをたたいた。先制点になりかけたシーンも、田中克は「あとちょっとだったというのはあるが、それはちょっとした甘さなのかもしれない。入らないと意味ないので、結局は」と悔しさしか胸中にない。「次は結果につなげていけるように」と藤枝戦では明確な数字を追い求める。

 一時同点とした前半23分のMF近藤の得点は、田中克が追い風を読んで左足で曲げて蹴った右CKを、相手GKがセーブし切れず近藤がこぼれ球を押し込んだもの。幼少期から「ボールを蹴っているのが好きだった」と自宅前の堤防に並ぶ桜の木の間にネットを張り、日々蹴りこんできた。鍛え上げてきた左足は、札幌の一つの武器となっている。

 水戸戦の一発退場で2試合の出場停止となったDF馬場は、同い年で私生活でも親しい仲。「馬場の強みは球際などの守備だが、僕がより求められているのは攻撃のところ。馬場がいなくなったからこれもやらなきゃというよりも、自分のストロングをしっかり出してチームに貢献できたら」。卓越した左を今度こそ勝利につなげる。

(砂田 秀人)

スポーツ報知

「J2」をもっと詳しく

「J2」のニュース

「J2」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ