体操女子に新星誕生 13歳・南埜佑芽がパリ五輪代表抑え3位「ロス五輪には出場したい」
2025年4月20日(日)6時10分 スポーツ報知
女子個人総合決勝、南埜の床運動(カメラ・岡野 将大)
◆体操 全日本個人総合選手権 第3日(19日、高崎アリーナ)
個人総合で争う大会で女子の決勝を行い、中学2年の13歳、南埜佑芽(みなみの・ゆめ、なんばク)が3位入りと台頭した。
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あどけなさが残る13歳の南埜が、岡村、牛奥らパリ五輪代表を抑えて3位入りだ。予選3位から史上5人目の中学生Vも見えた決勝はのびのびと演技。昨年の21位から一気にジャンプアップし「ちょっとびっくりした」と大きな瞳をぱちくりしたが「今年は自信を持った演技ができるように練習でも絶対に落ちないことを思いながら演技してきた」と胸を張った。
141センチと小柄だが、ダイナミックな演技で魅了。得意の段違い平行棒では13・600点で全体3位に入るなどキラリと光った。今秋の世界選手権は年齢制限(16歳以上)で出場資格はないため、目標を28年ロス五輪に置く。「五輪で団体と個人総合でメダルが取れるように。3年後のロサンゼルス五輪には出場したいと思っています」ときっぱり。伸び盛りの13歳が、シンデレラへの道を歩む。
◆南埜 佑芽(みなみの・ゆめ)2011年9月14日、大阪市出身。13歳。なんば体操クラブ所属。大阪・相愛中2年。中1だった昨年の全国中学体育大会で優勝。同年の日本選手権個人総合で21位、NHK杯個人総合15位。全日本ジュニア選手権個人総合は15位。141センチ。