【広島】新井貴浩監督「自分で祝っちゃうんだから。やるじゃん」今季初スタメン羽月隆太郎が25歳誕生日に2点適時打
2025年4月20日(日)5時0分 スポーツ報知
2回2死二、三塁、羽月隆太郎が放った追加点となる中前2点適時打で生還した床田寛樹(19)らを祝福する新井貴浩監督(右から3番目)らナイン(カメラ・義村 治子)
◆JERAセ・リーグ 阪神0—3広島(19日・甲子園)
連勝の広島・新井監督は「出たところで走って、打って。目の色を変えて競争して。若い選手のガツガツ感がうれしい」と目を細めた。起用がピタリ。初対戦のデュプランティエに「走塁でもプレッシャーを」と選んだコンビが光った。2回2死一、三塁で、プロ初の1番に入った矢野が遊撃へ先制の内野安打。俊足で悪送球も誘って二、三塁となり、今季初スタメンの羽月が中前へ2点打を放った。
羽月は5回に二盗。普段は代走要員だが「必死に食らいついた。ただ、うれしかった」と25歳の誕生日に躍動した。指揮官は「自分で祝っちゃうんだから。やるじゃん、羽月!」と興奮し、矢野の守備も絶賛した。4回先頭の森下の三遊間への打球を横っ飛びでつかみ、ノーバウンド送球。「本当に大きい。先頭出塁と1死では全く違う。あれは矢野でないとアウトにできない」。6回は近本に左中間を破られたが、野間と矢野の完璧な中継で三塁補殺。「守備もうちの強み」と首位にふさわしい躍動感で敵地を支配した。(安藤 理)