勢い止まらん 阪神・森下は頼れる3番!早くも今季4度目の猛打賞で4戦連続Hランプ灯す
2025年4月20日(日)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神0-3広島(2025年4月19日 甲子園)
試合には敗れても、猛虎には頼れる3番がいる。森下だ。床田からの2安打を含む今季4度目の3安打猛打賞をマークし、4試合連続安打。味方が苦戦を強いられる中、いとも簡単に「H」ランプをともし続けた。
「(床田投手はストライク)ゾーン内でどんどん勝負する。高さもしっかり投げ分けるピッチャー。深いことを考えたら術中にハマってしまう。自分の間合い、タイミングを意識して打席に立ちました」
初回2死無走者ではカウント1—1から外角のカットボールを左前打。3点ビハインドの6回2死一塁では1ボールからのツーシームを再び引っ張り込んで左前へ落とした。開幕2戦目、3月29日の前回対戦では6回2死二塁から逆転2ランを見舞った左腕から、この日も2安打。シーズン序盤で植え付けた苦手意識は、間違いなく今後の布石となる。
さらに8回1死でも左腕・ハーンから右前打。過去2シーズンで座り慣れた「3番」のイスで、本領発揮が続く。今季からの新打順だった4番を佐藤輝に譲り、本格的に3番として再発進した15日ヤクルト戦から直近4試合で打率・579(19打数11安打)。「自分の中で(感覚が)良かった」。かねて自分に厳しい男が、自賛するほど状態はいい。
きょう20日の相手先発は前回対戦で3打数無安打に終わった森が相手。「いい投手。先制点が取れるように頑張りたい」。今の「3番・森下」なら、向かうところ敵なしだ。(石崎 祥平)