カブス・鈴木誠也 ドジャース・大谷に並ぶ6号2ラン 今季2度目の2戦連発でアーチ量産モードへ
2025年4月20日(日)5時56分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ カブス6ー2ダイヤモンドバックス(2025年4月19日 シカゴ)
カブス・の鈴木誠也外野手(30)は19日(日本時間20日)、本拠で行われたダイヤモンドバックス戦に「3番・DH」で先発出場。2回の第2打席で2試合連続となる6号2ランを放った。
2—1で迎えた2回、タッカーの投ゴロで1点を追加し、なおも2死二塁の場面だった。カウント2—2から鈴木は94・4マイル(約151・9キロ)の速球をフルスイング。打球は左中間スタンドへと飛び込んだ。
鈴木の2戦連発は4月2日のアスレチックス戦で記録して以来、今季2度目で、メジャー通算では8度目。同じ日本人のライバル、ドジャース・大谷翔平に並ぶ6本塁打は、チーム内でもタッカー、ケリーと並んでチームトップとなった。
なお、初回の第1打席は空振り三振、5回の第3打席、7回の第4打席はいずれも左飛だった。この日は4打数1安打、1本塁打、2打点、1三振で、打率は・282となった。また、チームは連勝で14勝9敗とし、貯金も今季最多の「5」となった。
前日は両チーム合わせて7本塁打を含む33安打&24得点という大乱打線の末に勝利をもぎ取った。特に8回は表裏で計16点を記録。1イニングで両軍16得点は、1914年に開場したナ・リーグ最古の球場リグリー・フィールドの最多記録となった。1イニングに10失点して勝利するのは、06年のインディアンス(現ガーディアンズ)以来、19年ぶり7度目という珍事だった。
鈴木は右手首の違和感を訴えて12日(同13日)のドジャース戦の試合途中でベンチに下がった。翌日から3試合連続で欠場し、16日(同17日)のパドレス戦で戦列復帰。復帰2戦目の前日には10試合ぶりとなる5号ソロを放っていた。復帰後の3試合で3戦連続安打、そして2本塁打と調子は上昇一途。確かな手応えとともに鈴木が本塁打量産モードへと突入しつつある。