カブス指揮官「見ていて楽しいチーム」乱打戦制しサヨナラ勝ちのナイン称賛「残りのシーズンに良い流れ」

2025年4月23日(水)15時0分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ カブス11×—10ドジャース(2025年4月22日 シカゴ)

 カブスは22日(日本時間23日)、本拠でのドジャース戦で劇的なサヨナラ勝ちを収め、ナ・リーグ中地区首位をキープした。

 先発した今永が初回から3失点する展開となったが打線が奮起。その裏に6安打5得点で試合をひっくり返した。7—5の7回に2番手・ケラーがつかまって5失点し逆転を許したが、8回にタッカーの7号2ランで1点差に迫ると、9回2死からアマヤが起死回生の同点ソロ。土壇場で試合を振り出しに戻した。

 10—10で迎えた延長10回は無死二塁から始まるタイブレークでハップが相手7番手・デービスの初球を右翼へ弾き返すサヨナラ打を放ち、両軍合わせて26安打22得点の乱打戦を制した。

 試合後、カブスのカウンセル監督は劇的勝利に「見ていて楽しいチームだ。球場に足を運んで、選手たちのプレーを見てほしい。彼らはこのホーム連戦で素晴らしいプレーと粘り強さを見せてきてくれた。何よりも重要なことに、シーズン序盤にこういう試合に勝つと、残りのシーズンに向けて良い流れが生まれる」と今後のシーズンに良い流れとなる1勝だったとうなずいた。

 そして「私たちは非常に強いチームを相手に本当に素晴らしい仕事をした。とにかく粘り強く戦い続け、試合終盤には素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と昨季世界一のドジャース相手に粘って勝利し「名前を挙げるべき選手はたくさんいる。(8回に4番手で登板した)ギャビン・ホロウェルは特に印象に残っている。リードを許している場面で2イニングを投げ、その2イニングはまさにビッグイニングだった。彼は2イニングとも素晴らしい投球を見せ、私たちにチャンスを与えてくれた。そのようなパフォーマンスこそが魔法が起こるチャンスを与えてくれる」と2回を完璧に封じた救援右腕を称賛した。

 好調な打線についても「最後の数イニングは、とにかくビッグヒット、重要な打撃が続いた。攻撃面では良い野球ができていると思う。プレッシャーのかかる場面で、今夜は点を取り損ねたようにも感じるが、それでも11点も取ることができた。良いオフェンスだし、多くの選手が貢献してくれたのはうれしい」と手応えを口にした。

 そして、「私たちは(明日で)ドジャースとは7回対戦し、ダイヤモンドバックスと7回、パドレスとも6回対戦してきた。ご存知の通り、彼らは強豪チーム。だからこそ、自信につながる。残りのシーズンに向けて自信につながる。まだ何かを勝ち取ったわけではないが、それでも残りのシーズンにの向けて自信につながるはずだ」と勝率で上位を走るナ・リーグ西地区の強豪相手に善戦を続け、ここまで15勝10敗という結果にうなずいた。

スポーツニッポン

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