「未来は明るい」エ軍指揮官がイチローの名前出し李政厚を評価 韓国メディア「比較されるだけでも...」
2025年4月21日(月)12時34分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ジャイアンツ4—5×エンゼルス(2025年4月20日 アナハイム)
好調が続くジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)外野手(26)をめぐり、韓国メディアが沸いている。
ジャイアンツは20日(日本時間21日)、敵地でエンゼルス戦を行い、イ・ジョンフはエンゼルス先発・菊池雄星投手(33)に3打数無安打に封じられるなど、5打数ノーヒットに終わった。それでも打率・333でナ・リーグ5位タイに付けている。
韓国メディア「OSEN」は同日、試合前にエ軍のロン・ワシントン監督が発した言葉を紹介。現地メディアに対し、好調をキープしている敵軍のイ・ジョンフについて「立派な選手になるだろう。中堅守備も優れている。肩が強く、スピードもある。イ・ジョンフの憧れがイチローということも分かる。イチローになるかは分からないが未来は確かに明るい」とイチローの名前を出して、称賛したという。
OSENは今年1月にアジア人では初の米国野球殿堂入りしたイチローの功績を紹介するとともに「イ・ジョンフも、彼の背番号51番をプロ2年目の時からメジャーリーグに来ても付けている」とイ・ジョンフにとって理想像がイチローであるとし「アジア出身の右投左打ち、外野手という共通点があり、コンタクト能力に優れているという点が似ている」と指摘した。
その上で「イチローの業績にすぐに追いつくことはできないが、相手チームの監督の口からこうして比較されるだけでも現在のイ・ジョンフに対する現場の見方がどうなのかが分かる」と記した。
イ・ジョンフは6年総額1億1300万ドル(当時約188億5000万円)の大型契約で昨季、ジャイアンツに加入。ただ、メジャー1年目の昨季は5月12日にセンターのフェンスに衝突して左肩の関節唇を損傷し、手術。その後のシーズンを欠場。1年目はわずか37試合出場に終わった。
巻き返しを誓う今季はここまで21試合で打率・333、3本塁打、14打点を記録している。