ソシエダ久保 古巣ビリャレアル戦は判定に救われ辛くもドロー 個人技から好機演出も得点には絡めず
2025年4月21日(月)1時15分 スポーツニッポン
◇スペイン1部第32節 Rソシエダード2ー2ビリャレアル(2025年4月20日 ビリャレアル)
スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が20日、敵地での古巣ビリャレアル戦に先発出場。個人技から好機を演出したが得点には繋がらず。試合は2ー2で引き分け、勝ち点1を分け合う結果に終わった。
チームはDFスベルディア、DFアゲルド、DFオドリオソラ、MFザハリャン、MFバレネチェア、FWオスカルソンの6人が負傷離脱中。加えてMFスビメンディが累積警告によって出場停止という苦しい状況のなか、久保は2試合連続でスタメン起用された。
試合は前半7分に失点するも同19分、FWオヤルサバルがPKを決めすぐに同点に追いつく。1ー1で前半を終えると後半4分に逆転に成功。相手GKにプレスをかけたFWオヤルサバルが“忍び足”で近づき不意をつくようにクリアボールをブロックすると、ボールはそのままゴールイン。GKからのパスコースを右サイドで防いだ久保のプレスも相手の判断ミスを誘う要因の一つとなった。
しかし後半15分、FWペレスにヘディングシュートを決められ失点。その後3度もゴールネットを揺らされる場面があったが、3度とも得点が認められないという判定に救われ2ー2のドロー。劣勢が続く展開ながら辛くも勝ち点1を獲得した。
久保は得意の個人技から好機を演出。前半28分に右サイドから左足でシュート気味クロスを入れ相手ゴールを脅かすと同41分、ドリブルを仕掛け相手のイエローカードを誘発。同45分には右サイドで時間を使いながらボールをキープし、相手のマーク2人を引きつけ縦に突破。右足でニアサイドにクロスを入れてMFスチッチのシュートをお膳立てしたが、相手GKの攻守に阻まれゴールとはならず。
後半はいい状態でなかなかボールが回ってこず。中盤での体を張ったボールキープでまたも相手のイエローカードを誘発するなど奮闘したが、得点に絡めないまま同40分に途中交代となった。