ロッテ・中村奨が11年目で初サヨナラ安打「どうやって水掛けられていいのか分からなくて...」
2025年4月22日(火)22時43分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ロッテ2—1西武(2025年4月22日 ZOZOマリン)
1—1の延長10回1死満塁から中村奨が中前適時打を放ち、今季初のサヨナラ勝ちを飾った。
中村奨は20年にサヨナラ死球は記録しているものの、サヨナラ適時打はプロ11年目で初めて。勝ち投手となった益田とともに上ったお立ち台では、「初めてなので打った後、どうやって水掛けられていいのか分からなくて、ちょっと戸惑いました」と話して笑いを誘った。
目前でポランコが申告敬遠されたことは「想定内」で、「外野フライでも」という思いで向かった打席。西武のクローザー平良の初球の157キロの真っすぐにはやや振り遅れてファールになったが、1ボール1ストライクからの3球目、155キロの速球をバットを折りながらも中前に運んだ。
二塁再コンバートを直訴して臨んだ今季だが、二塁での先発出場は2試合のみで、三塁での出場が6試合。この日は7回の守りから途中から三塁に入って、9回先頭で左前打、そして10回はチームの連敗を2で止める値千金の一打。背番号8は「出た時にしっかり結果を出せるようにと思ってやってます。ここから勝っていくだけだと思うので、みんなで力を合わせて頑張っていきたい」と表情を引き締めた。