U―22Jリーグ選抜最年少17歳の左サイドバック島佑成が存在感…9月のU―20W杯メンバー入り狙う
2025年4月23日(水)5時34分 スポーツ報知
関東大学選抜との試合に出場したU―22Jリーグ選抜・島
日本サッカー協会とJリーグは22日、U—22(22歳以下)Jリーグ選抜—関東大学選抜(45分ハーフ、延長戦なし)を行った。
23歳以下の世代を中心としたポストユース世代の発掘・強化を目的とした新しい施策。全18選手が28年ロサンゼルス五輪の世代にあたる20歳以下だが、今季のリーグ戦で半数以上が出場機会がなく、前半からパスミスや強度の部分で大学選抜に劣るなど、試合勘の少なさを露呈する展開に。試合を通して何度もピンチの場面を作られ、90分を終えて0—0。その後行われたPK戦は7—8で敗戦した。
その中でJリーグ選抜で存在感を示したのが、チーム最年少の17歳左サイドバック・島佑成(愛媛U—18)だ。今夏のスウェーデン1部ハンマルビーへの移籍が現地メディアで報じられるなど将来が期待される逸材は、守備の強さはもちろん得意とする積極的な攻撃参加で惜しいシュートを放つ場面や、物怖じせずに大きな声で指示を出す姿も見せた。「2個上とかは関係なく、自分のいいところは出せたと思う。試合結果には満足していないですけど、1泊2日で自分のストロングは出せたかなと思う」と手応えを口にした。
今後は9月に行われるU—20W杯出場に飛び級での出場を狙うが、Jリーグ選抜で監督を務めたU—20日本代表の羽田憲司コーチが「今回呼んだメンバーは基本的にみんなおとなしい。一番元気でインパクトを残したのは島佑成」と評価するなど、その可能性は十分にある。「攻撃も守備も出来て一流だと思う。1対1の守備は得意ですが、ヘディングの強さやフィジカルは弱いと思うので、攻撃は今のまま続けて、もっと走れるようになって、守備の部分でフィジカルを付けられたら」と島。左サイドバックに、日本サッカーの未来を担う楽しみな存在がいる。