今永昇太がドジャース戦5回2被弾4失点も自責1で3勝目権利 VS大谷翔平は通算10打数無安打に
2025年4月23日(水)10時9分 スポーツ報知
◆米大リーグ カブス—ドジャース(22日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブス・今永昇太投手(31)が22日(日本時間23日)、本拠地・ドジャース戦で先発し、5回90球を投げ、5安打4失点(自責1)で3勝目(1敗)の権利をつかんだ。
初回は先頭の大谷翔平投手(30)を三塁へのゴロで打ち取ったかのように見えたが、不規則な回転がかかっていたため三塁手のワークマンがはじいて失策で出塁。T・ヘルナンデスにも左前安打を浴びて、2死一、二塁からエドマンに中堅へ8号3ランを浴びて先取点を献上した。
それでも好調カブス打線は直後の1回裏に鈴木誠也外野手(30)の2点適時二塁打など6安打を集めて5点を奪って一気に逆転。2点のリードをもらった今永は、2回に2死から9番打者のパヘスに3号ソロを被弾。2イニング連続の被弾で1点差に迫られた。
1点をリードした3回は2番からの好打順だったが、ベッツを三ゴロ、T・ヘルナンデスを遊直、フリーマンを見逃し三振で抑えて三者凡退で初めて無失点で1イニングを終えた。4回は先頭のエドマンに中前安打。スミスには四球を与えて無死一、二塁とピンチを迎えた。マンシーから空振り三振を奪うと、E・ヘルナンデスからもこの日5個目の三振となる空振り三振を奪ってメジャー通算200奪三振となった。2死一、二塁で1打席目に本塁打を浴びたパヘスを左直に打ち取ってピンチを切り抜け、両手を天に捧げるように上げた。
4回までで76球。5回先頭の大谷との3度目の対戦も外角低めのスイーパーで空振り三振を奪い、昨季からの対戦成績を10打数無安打とした。その後もベッツを一邪飛、T・ヘルナンデスには二塁打を許したがフリーマンを中飛に打ち取った。
メジャー1年目だった昨季は、チーム最多15勝(3敗)を挙げ、サイ・ヤング賞投票で5位、新人王投票で4位に入る活躍を見せた今永。今季は開幕投手を託されると、この日の試合前の時点で5試合に登板して2勝1敗、防御率2・22をマークしていた。前回登板の15日(同16日)の敵地・パドレス戦では5回4安打1失点(自責0)で勝敗はつかなかった。
ドジャース戦は、通算4度目の先発。昨季は2登板で1勝無敗、防御率2・45で、今年3月18日に東京ドームで行われた開幕戦では4回69球を投げて4四球こそ与えたが、無安打無失点で勝敗はつかなかった。