ド軍指揮官 大谷翔平は復帰2戦目でも無安打 今季3度目1試合3三振も「心配していない。きっと大丈夫」
2025年4月23日(水)12時44分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース10—11カブス(2025年4月22日 シカゴ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は22日(日本時間23日)、敵地でのカブス戦に「1番・DH」で先発出場。今永昇太投手(31)との対戦では3打数無安打2三振に打ち取られるなど、4打数無安打で今季3度目の1試合3三振に終わった。チームは今季24試合目で初の2桁得点を奪ったが、土壇場の9回に追いつかれて延長10回に今季2度目のサヨナラ負け。同率で並んでいたパドレスが勝利したため、首位から陥落した。
試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、大谷の状態について言及。長女誕生後復帰2試合で7打数無安打2四球と安打が出ておらず「(大谷は)復帰してからというもの、以前と同じように(ボールが)見えていない。四球は選んだ。ただ、今永相手では、多くのいいスイングをしてるように見えなかった」と振り返った。まだ少し打ち気にはやりすぎているかと問われると「たぶん少し。たぶん少し。少し調子が悪かったかもしれない。でも翔平のことはそれほど心配していない。きっと大丈夫だ。でも、ここ数日は調子が安定しているようには見えなかった」と話した。
初回の今永との対戦は1ボールからの2球目をスイング。外角寄りの直球にタイミングを外され、バットの先に当たった打球は強烈な回転がかかった。三塁ワークマンは不規則バウンドに反応できずにグラブに当てて後逸し、失策が記録された。1死後にT・ヘルナンデスが左前打でつなぐと、2死後にエドマンが中越えに先制3ランを放った。エドマンは今季8号で、この時点でパドレスのタティスに並んでリーグトップタイに立った。
今永に対し、第2、3打席は連続三振。対今永は通算10打数無安打となった。第4打席は5—7の7回無死一塁。ここは2番手右腕ケラーの球をしっかり見極めて四球を選び、好機を拡大した。ベッツも四球でつなぐと、T・ヘルナンデスの三ゴロをワークマンが失策して1点差。さらにフリーマンが左前へ2点適時打を放ち、逆転に成功した。さらにエドマンが右犠飛、スミスが適時打を放ち、リードを3点に広げた。チームは今季24試合目で初の2桁得点となった。
勝利目前だった9回に抑えのスコットがアマヤに同点ソロを被弾。タイブレークの延長10回無死二塁では7番手のデービスが初球を右前へ運ばれて痛恨のサヨナラ負けを喫した。
19日に第1子誕生を公表し、「父親リスト」から復帰してこの日が2試合目。復帰後初戦となった20日のレンジャーズ戦は3打数無安打1四球に終わっていた。
カブスの今永との対戦成績はこれまで7打数無安打、1三振。今季は3月18日の東京ドームでの開幕戦で対戦し、二ゴロ、二直に打ち取られていた。