キャベッジ昇格で打順どうなる?高橋由伸氏「キャベッジを5番で試してみたい。大城を下位に置いて厚みを」
2025年4月24日(木)5時5分 スポーツ報知
ベンチに向かいガッツポーズの大城卓三(カメラ・小林 泰斗)
◆JERA セ・リーグ 巨人2—0中日(23日・東京ドーム)
一発ほしい場面で大城卓が2ランを放った。クリーンアップとして最高の仕事を果たし、ベンチの5番起用に応えた。マルテの速い直球に対して準備をしっかりし、追い込まれても真っすぐ一本に張った読みは捕手ならでは。彼の特徴が生きた打席だった。
25日の阪神戦(甲子園)からはキャベッジが帰ってくる。5番にはどっちが入るのか。イースタン・リーグでの打席を映像で見たが、けがの影響は全く感じなかった。バットは最短で出ているし、インパクトの強さも相変わらず。打球は強烈だ。個人的には「2番・キャベッジ」がハマっていた気がするが、今は泉口と若林の1、2番がベスト。勢いがあり、出塁率も高く足も使える。となると、キャベッジを5番で試してみたい。けがをする前までは結果を残しているし、大城卓は下位打線に置き、厚みを持たせたい。
いずれ、丸らが昇格してきたタイミングで再編すればいい。その時の泉口と若林の状態によるが、キャベッジの2番も含め、バリエーションが豊富になったことは確かだ。キャベッジは一発で流れを変える力があるし、広角に打てて率も残すし、何よりスピードもある。打線は伸びしろ十分だ。(スポーツ報知評論家・高橋 由伸)