【ラグビー】54―19の後半40分、試合を終わらせなかったBL東京 リーチ主将「最後まで戦いたい」
2025年4月25日(金)23時38分 スポーツ報知
リーチ・マイケル
◆ラグビー リーグワン第16節 BL東京 61—19 浦安(25日、秩父宮)
昨季王者のBL東京は、浦安に61—19で大勝して13勝目(1分2敗)。勝ち点5を獲得し、暫定で3位から1位に浮上。前節は静岡に26—56で敗れ、仕切り直しの1勝にリーチ・マイケル主将は「東芝は今季初めてのナイター。いい結果で満足している。自分たちの意思が最初からはっきりと見えて、80分間通して出来たと思う」と回顧した。
前半は21—14。後半は4分のプロップ木村星南のトライから、どとうの5連続トライで一気に54—14とした。5点を返され迎えた後半41分。試合終了を告げるホーンが鳴った後、自陣でのスクラムからBL東京はボールを右へ展開した。リーチ主将は、試合を終わらせなかった選択について「今シーズンを通して、最後の最後まで戦い続けようと。戦いたい意思が強い。せっかく皆さんも見に来ているので。そういう姿を見せたいという思いで決断した」と説明した。
中央付近からCTBタマニバルがゲイン。右のBK桑山淳生に渡ると、一気にトライエリアまで迫った。相手の反則から再び攻め、7次攻撃から最後はタマニバルが右隅にグラウンディング。攻撃を完遂させたフィフティーンに、トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチも「最初、終わらせられるところで終わらせず、1トライ取れたのも素晴らしい試合になった」と賞賛した。
チームは上位6チームによるプレーオフ進出は決定済み。ただ上位2チームは準決勝から戦うことができ、準々決勝から戦う3位以下のチームからはアドバンテージとなる。上位3チームはいずれも勝ち点5の中にひしめき、1、2位争いも熾烈だ。リーチ主将は「もちろん意識はしていて。ただ、1試合1試合を見ないといけない。1試合がどれだけ大事か、それは分かっている。チームの状態をよくしていきたい」と表情を引き締めた。