【ヤクルト】敵地5戦5敗の竜のエースを足攻で攻略 高津臣吾監督も絶賛「大きなワンプレーだった」

2025年4月25日(金)22時36分 スポーツ報知

笑顔でナインを迎える吉村貢司郎(中)(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 中日4—6ヤクルト(25日・バンテリンドーム)

 ヤクルトは今季3度目の先発となった吉村貢司郎投手が5回6安打2失点(自責1)の粘投で初勝利を挙げた。打線はこれまで敵地で5戦5敗だった高橋宏斗に対し機動力を用いて難敵を攻略し初めて黒星をつけた。

 高津臣吾監督が「あそこから3点入ったというのは非常に大きいですね。その後もつながったので。大きなワンプレーだったと思います」と振り返ったシーンが0—1の3回2死一、三塁の場面。打席には茂木が入った。1ボールから一塁走者・西川がスタートを切り、二盗に成功。捕手・加藤の二塁送球間に三塁走者・赤羽がディレードスチールで頭から滑り生還。ダブルスチールの成功で勢いに乗った。「誰もができるプレーじゃない。しかも、ホームでセーフになったというところは、大きな1点だったと思いますね」と赤羽の好走塁を称賛した。

 さらに茂木が四球でつなぎ、一、二塁の好機でオスナが右前適時打を放ち勝ち越しに成功した。続く長岡も初球の直球を左前に運ぶ適時打で、この回3点を奪った。4回にも1死満塁からサンタナが押し出し四球を選び4点目を奪い、高橋宏をKOした。

 6回には先頭・内山の右中間二塁打を手始めに1死満塁とすると、オスナの左前適時打で中押しに成功。今季最多17安打で6点を奪った。

 吉村の後を継いだ救援陣は6回から小沢、田口、荘司が無失点でつないだが、9回に登板した矢崎が2死二、三塁のピンチをまねいて降板。抑えの石山が緊急登板したが、上林に2点三塁打を浴びて、開幕から続けていた完全投球が8試合でストップした。最後はボスラーを一ゴロに仕留め、逃げ切った。

 8日の阪神戦(甲子園)以来5カードぶりのカード初戦を制した指揮官は「向こうのエースを打ったわけだから、打線に感謝しなきゃいけない」と目を細めた。

スポーツ報知

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