巨人・阿部監督 ヘルナンデスに愛のむち「守備にスランプはない」

2025年4月25日(金)12時30分 スポーツニッポン

 巨人・阿部監督の愛のむちだった。ヘルナンデスが24日に出場選手登録を抹消された。開幕から22試合中20試合で中堅でスタメン出場してきた助っ人は今季、打率・218、1本塁打、6打点。指揮官は「一回頭を整理して、心と体をリフレッシュして来い。最短で戻れるようにやってくれと言った」とファーム調整を通達した。

 開幕から主に5番を託してきたが、なかなか調子が上がらず。守備でも精彩を欠くプレーが見られるようになった。「ちょっと厳しい言い方だけど、守備にスランプはないからって。なんか調子悪くなってから守備でもミスするようになったり。ランナーいるのにポワーンって返球するようになったり。俺、そういうとこ見てるよって」。打てないだけが理由ではない。阿部監督が求めるのは献身性。チームの士気に関わるため決断した。

 昨年は5月に加入して56試合で打率、294、8本塁打、30打点。低調だった打線を活性化させた助っ人を指揮官は「彼の野球に対する姿勢はすばらしい。研究熱心」と絶賛。明るい性格で「エリー」の愛称でファンからも愛された。8月に左手首を骨折して離脱後には応援メッセージを募る企画「みんな、待っているぞ!エリー」も開催された。ヘルナンデスなくして4年ぶりのリーグ優勝はなかった。今季もその存在は不可欠。指揮官はリフレッシュして戻ってくるのを待っている。(記者コラム・青森 正宣)

スポーツニッポン

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