大阪B、サントリー、大阪Mが決勝進出に崖っぷち CS準決勝は大波乱 西田有志「まだ可能性は0ではない」…バレーボールSVリーグ

2025年4月26日(土)1時9分 スポーツ報知

サーブを放つ愛知・宮浦健人(カメラ・渡辺 了文)

◆バレーボール ▼大同生命SVリーグ チャンピオンシップ準決勝第1日

 チャンピオンシップ(CS)準決勝第1戦が大阪と神奈川で男女計4試合行われ、そのうち3試合でレギュラーシーズン(RS)下位チームが上位チームを倒す波乱が起こっている。

 男子はパリ五輪代表の西田有志らを擁するレギュラーシーズン(RS)1位の大阪Bが、4位の愛知にセットカウント3—1で敗れた。愛知のオポジット・宮浦健人が両チーム最多25得点と躍動し、守備では大阪Bの大砲、西田とミゲル・ロペスの強打を拾った。西田はチーム2位の18得点を挙げたものの、アタック決定率は40%にとどまった。

 RS2位で昨季Vリーグ王者のサントリーは、ホームで今季RS3位の名古屋にフルセット負け。RS2勝4敗と負け越している相手に対し、ムセルスキーがチーム最多28得点、パリ五輪代表の高橋藍が25得点を挙げる活躍で第2セット(S)まで快調に連取した。だが、第3S終盤から流れは一転。名古屋の大砲、ニミル・アブデルアジズや23歳の水町泰杜のサーブ、スパイクが要所で決まりだし、サントリーに襲いかかって、大逆転勝利を飾った。

 女子もRS1位の大阪Mがホームで同4位のデンソーにセットカウント0—3でまさかのストレート負けを喫した。RSでも2戦2敗している苦手な相手だったが、厳しい敗戦スタートとなった。RS2位のNEC川崎だけが、ホームで3位のSAGA久光を3—1で下し、決勝進出に王手をかけた。

 男子は1位の大阪Bと2位のサントリーはシードで準決勝から臨み、ともに勝ち上がってきた相手の勢いに飲まれた形となった。昨季Vリーグまでは“負ければ終わり”の方式だっただけに、大阪Bの西田は「厳しい状況は分かっているが、まだ可能性は0ではない。しんどいところから取った時、うれしさが人一倍ある。今日は負けてしまったけど、あまりネガティブにならずに明日、しっかりやることが重要」と気持ちを切り替えていた。

スポーツ報知

「大阪」をもっと詳しく

「大阪」のニュース

「大阪」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ