エース・宮浦健人「勝てないと思ったことはなかった」 愛知が“下克上”初代王者へ RS1位大阪Bに連勝し決勝進出…SVリーグ準決勝
2025年4月26日(土)17時5分 スポーツ報知
第2セット、スパイクを放つ愛知・宮浦健人(カメラ・渡辺 了文)
◆バレーボール ▼大同生命SVリーグ チャンピオンシップ準決勝第2日 大阪B2(16—25、25—22、25—15、25—27、12—15)3愛知(26日、Asueアリーナ大阪)
初代王者を懸けたチャンピオンシップ準決勝第2戦で、男子でレギュラーシーズン4位の愛知が1位の大阪Bをフルセットの死闘の末に破り、決勝進出を果たした。25日の第1戦を3—1で破り、強敵・大阪Bから2連勝。決勝は5月3日から東京・有明アリーナほかで行われ、2位のサントリー、3位の名古屋の勝者と対戦する。
2—1の第4セット(S)の接戦を取り切ると、勝負の最終Sの13—11だ。パリ五輪日本代表の宮浦健人がライトから痛烈に決め、先にマッチポイントを握った。最後はデファルコが決めて歓喜が訪れた。2連勝の立役者となった宮浦は「自分たちの目標を達成することができた。今日は喜びたい」と笑みを浮かべた。
4位から“下克上”での決勝進出については、宮浦は「勝てないとは思ったことがなかったし、自分たちは自信を持って戦った」と胸を張り、セッターの関田誠大は「レギュラーシーズンはあまり関係なくて。プレーオフで勝てればいい」と言い切った。アウェーの2連戦も、多くのファンが愛知から駆けつけた。リベロの小川智大は「応援やサポートにはたくさん感謝している。プレーに集中していても、声が聞こえてきて、自分たちの背中を押してくれていた」と感謝を込めた。
決勝は5月3日に始まる。まだ相手は決まっていないが、関田は「優勝したいし、できると思っている」と初代王者への覚悟を示した。ミドルブロッカーの高橋健太郎も「今日だけは余韻に浸って、また決勝に向けて頑張っていきたい」と力を込めた。
◆チャンピオンシップ 2戦先勝制で行われ、1勝1敗の場合のみ3試合目を行う。RS上位6チームが進み、1位の大阪Bと2位のサントリーはシードで準決勝から臨んでいる。準々決勝と準決勝はRSで上位チームのホームゲームで行い、前週の準々決勝で3位の名古屋が6位の広島T、4位の愛知が同5位の東京GBから2連勝し、準決勝に進んだ。決勝は5月3日に東京・有明アリーナ、同5、6日に千葉・ららアリーナ東京ベイで開催される。