左利きMB佐藤謙次「発揮したいことが出せた」2セットから劣勢ムード変える8得点 サントリー決勝進出に貢献
2025年4月28日(月)7時0分 スポーツ報知
決勝進出を決め喜ぶ高橋藍(中央)らサントリーの選手たち(カメラ・豊田 秀一)
◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ男子 チャンピオンシップ準決勝第3戦 サントリー3(22—25、25—23、25—22、28—26)1名古屋(27日、Asueアリーナ大阪)
初代王者を懸けたチャンピオンシップ準決勝第3戦で、レギュラーシーズン(RS)2位のサントリーが決勝(5月3日〜、東京・有明アリーナほか)に進出を決めた。1勝1敗で迎えたこの日、RS3位の名古屋をセットカウント3—1で下した。決勝では既に進出を決めているRS4位の愛知と対戦する。
第2セット(S)からの途中出場ながら8得点と奮闘した左利きのミドルブロッカー・佐藤謙次は試合後の会見で「自分が活躍したことよりも、チームみんながここまでつないでくれたことが勝因だと思う。なので、今日は勝てて、チームの役に立ててうれしいです」とはにかんだ。
2戦先勝制のCSは、3連戦とハードな日程な上に同じチームと連続で戦い、相手にも対策をされる状況。佐藤は、0—1の第2Sではクイックを決め、第3S序盤にサービスエースを奪うなど、苦しい流れを変え、指揮官の期待に応えて見せた。「3日目でお互い緊張し続けたゲーム。(1S目は)取りたい場面でエネルギーが出し切れず、両者とも(点数で)抜けられない中、相手のサーブだったり、うちが少し押されていると感じていた。2S目で何とかしたいと思って(戦況を)見ていました。そう思っていたところで出番が来て、自分のプレーを発揮したいと思っていたことが出せて良かった」と胸を張った。
初代王座を駆けた決勝は5月3日から始まり、準決勝でRS1位の大阪Bから2連勝した難敵・愛知と激突する。