【高校野球】磐田南が延長タイブレークで浜松商制し32年ぶり4強…春季静岡県大会準々決勝

2025年4月28日(月)6時40分 スポーツ報知

延長11回の激戦で完投した磐田南の山田(カメラ・伊藤 明日香)

◆高校野球◇春季静岡県大会 ▽準々決勝 浜松商3−5磐田南 ※延長11回タイブレーク(27日・草薙球場)

 磐田南は、延長11回タイブレークで浜松商を下し、1993年以来の4強入り。山田堅正(けんせい)投手(3年)が16奪三振で完投した。東海切符が懸かる準決勝は5月3日、草薙球場において桐陽—日大三島、磐田南—聖隷クリストファーのカードで行われる。

 磐田南の山田は最後の打者を三振に切ってとると、こん身のガッツポーズを見せた。自己最長となる延長11回の死闘を制し、「すごいうれしい。最後は気持ちが入ってしまった」と照れ笑いを浮かべた。

 9回まで両チーム無得点のしびれる投手戦。最速を3キロ更新する145キロをマークした181センチのエース右腕は、7回2死から二塁打を許すまでノーヒットピッチングだった。4番としても、11回に適時打を放つなど大車輪の活躍だ。

 昨秋大会後に慶応(神奈川)など強豪校と練習試合を行う中で、力の出しどころを意識づけるようになった。磯部祐監督(48)も「勝てる投手になってきた」と信頼を寄せる。今大会は県予選初戦の浜松開誠館戦(7〇0)で、10奪三振完封と大物食いから始まった。勢いに乗る進学校は32年ぶりの4強にも満足せず、次戦の聖隷クリストファーものみ込むつもりだ。「自分の結果より、チームが勝てるためのピッチングができるように考えていきたい」と山田は力を込めた。

(伊藤 明日香)

スポーツ報知

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