「BIGBOSSより上」ロッテ ボスで3連勝 6回1失点来日最多7K チームは2位浮上
2025年4月26日(土)5時25分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ロッテ2—1日本ハム(2025年4月25日 エスコンF)
ビッグボスにボスが勝った。ロッテの新外国人右腕のボスが6回3安打1失点で来日最多の7奪三振で2勝目。3連勝に導いて「今日は違うボスが勝って、ビッグボスより上に行かせてもらいました」と敵将・新庄監督の愛称を交えて笑わせた。
昨季3勝9敗とチームが苦手としていたエスコン。初登板となった敵地で、立ち上がりにいきなり痛打を浴びた。初回先頭の浅間に、初球の147キロの直球を中堅左へ運ばれた。23日の西武戦で種市が西川に先頭弾を打たれたのに続き、プロ野球史上初となる2戦連続初回初球の先頭弾被弾。だが、ボスは「それは知らなかったけど、まずストライクを投げて、良いカウントに持っていくということを自分に言い聞かせて投げた」と切り替え攻めの投球を続けた。最速152キロの直球にカットボール、スイーパーなどを交え2回以降は散発2安打。6回は先頭の四球などから2死満塁のピンチを招いたが、郡司をスイーパーで遊ゴロに斬ると、直後の7回に味方が勝ち越し白星を手にした。
チームは開幕3連勝以来となる今季2度目の3連勝で勝率5割に復帰。日本ハム、楽天と3チームが並ぶ2位に浮上しボスは「4連勝、5連勝と伸ばしていきたいね」と笑った。(大内 辰祐)
≪先発マスク19歳・寺地Vスクイズ≫決勝点は2試合連続で先発マスクをかぶった19歳の寺地が決めた。1—1の7回1死一、三塁からセーフティースクイズを成功させ、「(サインが)出ると思っていた。前の2打席の内容が悪かったので、何とか決められて良かった」と安堵(あんど)した。2安打での勝利で、スクイズについて吉井監督は「今のみんなの打撃の調子を見ると、ああいうのがないとなかなか点が入らない」と冷静に説明した。