【陸上】男子800メートル日本記録保持者・落合晃が決勝進出 大八木総監督の指示にも応える
2025年4月26日(土)19時35分 スポーツニッポン
◇陸上日本学生個人選手権第2日(2025年4月26日)
男子800メートルで、日本記録保持者の落合晃(駒大1年)があす27日の決勝進出を決めた。
午前の予選は5組で1分49秒09、午後の準決勝は2組で1分48秒17で、いずれも1位通過。大学生として上々の800メートルデビューを飾り、「最初は少し不安がある中で、予選から準決勝にかけて、しっかりレース感覚というか、調子も上げていたので、その点は良かった」とはにかんだ。
12日には金栗記念で1500メートルに出走し、3分44秒18の自己ベストをマーク。入学前には駒大の大八木弘明総監督が指導する「Ggoat」の一員として米アルバカーキでの高地合宿に参加し、特にスタミナ面が強化できたという。その効果はこの日の2レースにも表れ、「予選、準決勝と走っても、まだまだ余裕がある。1500メートルに取り組んだ意味はあると思う」と言葉に実感を込めた。
この日の大八木総監督からの指示は、「ラスト150をしっかり回せ」。最後の直線では後続の追撃を振り切った走りは、明日の決勝にもつながる。目標は9月の世界選手権東京大会(国立競技場)の開催国参加標準記録(1分45秒88)を切ること。「少しでも近づけるように、しっかり準備したい」と控えめながらも突破を誓った。