佐々木朗希、前回登板で球速低下…ロバーツ監督が見解 制球重視は評価「意識しすぎて、あえて抑えている部分も」
2025年4月27日(日)9時51分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース—パイレーツ(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・佐々木朗希投手(23)が26日(日本時間27日)、本拠地・パイレーツ戦で今季6度目の先発マウンドに上がる。前回20日(同21日)の敵地レンジャーズ戦は、自己最長6回78球を投げて2安打2失点の好投。一方で直球の平均球速は94・7マイル(約152・4キロ)に低下しており、この日、ロバーツ監督が試合前に取材に応じ、原因について「確かに球速の低下はあったが、持ちこたえた。個人的にはまだ余力があるとみている。制球を意識しすぎて、あえて抑えている部分もあるようだ。変化球の配球を間違えずに、速球をしっかりコントロールすることが重要。力任せで制球ができない場面も見てきたが、それではうまくいかない」と見解を述べた。
佐々木は、本拠地3度目の登板で、2年連続で2桁勝利中のパ軍右腕・ケラーとの投げ合いで、チームの4連敗阻止を狙う。今季は試合前時点で5試合に登板し、0勝1敗、防御率3・20をマーク。前回20日(同21日)の敵地レンジャーズ戦は、自己最長6回を投げて2安打2失点で勝ち投手の権利を得て降板したが、チームは5番手・イエーツが9回に逆転サヨナラ2ランを浴び、佐々木の初勝利はお預けに。それでも、23歳の若き右腕は「全体的にコントロールだったり、ストレートも変化球も操れた部分もあったと思う」と手応えを口にしていた。
23日(同24日)には、カブス戦(リグレーフィールド)前にブルペン入りし、20球を投じて調整。その後は、練習中だったカブス・今永昇太投手(31)の元に駆け寄り、約3分間話し込み、ボールの握りなど野球談議に花を咲かせていた。