佐々木朗希、初回被弾も「立て直して9球で投げ切った」 着実な“進歩”に現地メディアも納得「この日も成長を感じさせた」

2025年4月27日(日)18時22分 ココカラネクスト

佐々木は精神的にも落ち着いてきたようだ(C)Getty Images

 ドジャースの佐々木朗希が現地時間4月26日(日本時間27日)、本拠地でのパイレーツ戦に先発し、5回2/3を3失点という内容で、初勝利には届かなかったもののチームの連敗ストップに貢献した。終盤までもつれる展開が続いた試合は、8回に4点を挙げパイレーツを突き放したドジャースが8-4で勝利。4試合ぶりの白星となった。

【動画】不公平さが際立つ 強打者クルーズを翻弄した佐々木朗希の「魔球」

 この日がメジャー5試合目の先発となった菊池は初回、パイレーツの先頭打者オニール・クルーズに一球目に投じた高めのストレートをバックスクリーンまで運ばれ、いきなりビハインドを負った。だがその後は打者3人をきっちりと打ち取り、波乱の立ち上がりも1失点にとどめている。

 その裏、ドジャースも大谷翔平の2塁打、そしてテオスカー・ヘルナンデスにも長打が飛び出しすぐに同点に追いつくと、相手のエラーにもつけ込みこの回2点を奪い逆転に成功する。味方打線の援護を受けた佐々木は、2、3回は安打や四球でランナーを出すも無失点で切り抜けており、4回はこの日初めてとなる3者凡退で終えている。

 佐々木はそこから勢いに乗るかと思われたが5回、イニング先頭のアダム・フレージャー、続くトミー・ファムに連打を許すと、1死後、クルーズに適時打を打たれ2点を失う。だが、逆転されたドジャースはまたもその裏、1点を挙げ同点に追いつく。初勝利を目指し6回のマウンドに登った佐々木は、打者2人を斬って獲るも、ケブライアン・ヘイズにこの日初となる死球を与えてしまい、ここでデーブ・ロバーツ監督から交代を告げられた。パイレーツ打線を相手に被安打5(本塁打1)、四死球3、4奪三振、自責点3、球数はメジャー自己最多の94球を数えた。

 白星こそ付かなかったものの、序盤の失点にも大崩れせず、試合中盤まで我慢強い投球を披露した佐々木。そのピッチングには現地メディアからも賛辞が贈られている。米スポーツサイト『SBNATION』では、佐々木の5度目の先発マウンドをレポート。「ササキは前回のレンジャーズ戦で自己最高の投球内容からさらに上を目指した」と綴っており、初回での被弾にも動じなかったと落ち着きぶりを強調。「ササキはすぐに立て直し、その後をわずか9球で投げ切った」と振り返る。

 さらに同メディアは、全体を通しての印象として、「ササキはこの日も成長を感じさせる内容を見せ、自己最多となる93球を投げ、6回途中まで投げ続けた」と評している他、「最初の3イニングでは2四球を与えたものの徐々に安定していき、最終的に5回2/3を投げて4奪三振を記録した」などと説いている。

 チームが3連敗で迎えたこの日、3失点で踏ん張った佐々木の投球は大いに価値のあるものだった。メジャーでの経験を積み重ねている23歳にとって、待望の初白星もそう遠くはないはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「佐々木朗希」をもっと詳しく

「佐々木朗希」のニュース

「佐々木朗希」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ