「すごく悔しかった」山本由伸 メジャーで自己ワースト4四球、5回3失点で本拠初黒星
2025年4月27日(日)4時5分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース0ー3パイレーツ(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・山本由伸投手は先発して5回5安打3失点(自責1)。本拠初黒星を喫した。ド軍は今季2度目の完封負け&3連敗。
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山本が昨季新人王・スキーンズに投げ負けた。今季2敗目は昨季から通算15試合目(ポストシーズン含む)で本拠地初黒星。「ピンチの場面でも乗り切れず、すごく悔しかったです。リズムの悪い投球だった」と唇をかんだ。
あまり見たことのない姿だった。初回先頭。クルーズに四球を与えると、2死二塁からバルデスに右前適時打を浴びた。4月4試合目で初の自責点。3試合ぶりの得点を許し、連続無失点が18回、連続自責点なしは21回で止まった。初回だけで32球を要するなどメジャー移籍後ワースト、オリックス時代を含めても22年8月2日の西武戦(ベルーナD)以来となる4四球。5回は味方の失策を起点に2本の適時打を許し、天を仰いだ。
決して調子が良くない中、防御率1・06でリーグトップをキープしたのはさすがだが、MLB公式サイトが「現在、野球界最高の投手2人の対決」と報じた一戦で敗戦。「(スキーンズが)いい投球をすることは分かっていたので」と由伸。ロバーツ監督は「本来は極めて優れた制球力をしているが、今夜はヨシらしくなかった」と言った。
前回のレンジャーズ戦ではサイ・ヤング賞2度のデグロムに投げ勝った背番号18。2週連続で好投手対決を経験し、「いい投手と対戦する時はいつも以上に先制点だったり、そういったところに気をつけて投げたかったですけど…。次につなげたいです」。エースに駆け上がるための糧とする。(中村 晃大)