日本記録保持者の落合晃 全体1位で決勝 駒大入学後初の800メートルは「余裕」の1分48秒17
2025年4月27日(日)4時44分 スポーツニッポン
陸上の日本学生個人選手権第2日は26日、神奈川・レモンガススタジアム平塚で男子800メートルが行われ、日本記録保持者の落合晃(駒大1年)が準決勝で1分48秒17の全体トップとなり、27日の決勝進出を決めた。
予選はスタートから一度も先頭を譲らず、3時間後の準決勝は残り1周を切ってから先頭に立ち、そのままフィニッシュ。自在なレースぶりで駒大進学後初の800メートルを走った落合は「最初は少し不安がある中、予選から準決勝にかけて、しっかり調子を上げていけた。その点は良かった」と笑みを浮かべた。
3月に大八木弘明総監督が指導する「Ggoat」の一員として米アルバカーキの高地合宿に参加。スタミナ面を強化した。大学デビューとなった12日の金栗記念は1500メートルに出走し、3分44秒18の自己ベスト。順位は平凡だったが、この日は本命種目を2レース走り「予選、準決勝と走っても、まだまだ余裕がある。1500メートルに取り組んだ意味はあると思う」と効果を実感している様子だった。
授業もスタートし、「少し大変な部分はあるけど、両方できないと陸上でもタイムが伸びない」と文武両道を掲げる。決勝の目標は日本陸連が定める9月の世界選手権東京大会の開催国枠設定記録の1分45秒88。「しっかり準備したい」と突破を誓った。