【阪神】近本光司が社会貢献活動に出席 シーズン中では超異例「野球以外の刺激で仕事の質は多少変わる」

2025年4月28日(月)19時6分 スポーツ報知

「未来につなぐプロジェクト」に参加し、子供たちに話す近本光司(右は芦屋市・高島崚輔市長)(カメラ・谷口 健二)

 阪神・近本光司外野手が28日、自身が理事を務める一般社団法人「LINK UP」、芦屋市教育委員会、センス・トラスト株式会社の三者連携によるプロジェクト「一歩踏み出す勇気 未来につなぐプロジェクト」に出席した。

 同プロジェクトは芦屋市教育委員会、一般社団法人LINKUP、センス・トラスト株式会社による包括連携協定に基づき企画されたもの。子どもたちが自らの可能性を広げることを目指す探究型のキャリア教育プログラムとなる。24年12月の協定締結以降、説明会、参加者面接、オリエンテーションを経て、この日は兵庫・芦屋市内で初回プログラムを開催。同市内の中学1、2年生のほか、関西学院大学の学生もファシリテーターとして参加し、子どもたちは自己紹介した後、自身のやりたいことを見つけるワークに取り組んだ。

 現役プロ野球選手がシーズン中に社会貢献活動に出席することは極めて異例。前日27日は甲子園で巨人戦を戦い、この日は29日からの中日3連戦(バンテリンD)へ向けた移動日だった。多忙な合間を縫って参加した近本はシーズン中に活動する意義を「普段の生活サイクルからすると、今日打った、打たない、勝った、負けたしかない。野球の結果だけで生活していたことが、子どもたちに話を聞くとそれ以外の刺激が入ってやり方が変わる、思いが変わる。それがモチベーションにつながる」と強調。「143試合、毎日試合していたら打った打たないとしか思えないことが、今日は誰かのためにやろう、ヒットを打とう、勝とうと思えると仕事の質は多少変わる。だから子どもたちや地域の人と話すことは大切」と思いを語った。

 本業も好調をキープし安打数(32)は巨人・吉川と並びトップタイ、盗塁(6)は同トップだ。チームも敵地8連勝中と勢いに乗る。頼れるリードオフマンは二足のわらじで、フル回転するつもりだ。

スポーツ報知

「阪神」をもっと詳しく

「阪神」のニュース

「阪神」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ