ド軍 今季3度目サヨナラ勝ちで3連勝 延長10回エドマンが劇打 ジ軍と並び22日ぶり同率首位浮上

2025年4月29日(火)14時13分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース7—6マーリンズ(2025年4月28日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は28日(日本時間29日)、本拠でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で右前打を放つと、第2〜4打席は続けて四球を選んで前日の第5打席から5打席連続出塁とした。試合は5点リードを追いつかれる展開となったが、延長10回に今季初めて先発から外れて途中出場となったトミー・エドマン内野手(29)がサヨナラ打。今季3度目のサヨナラ勝利を収め、今季3度目の3連勝を飾った。この日首位ジャイアンツは試合がなく、ドジャースが同率で4月6日以来22日ぶりの首位に立った。

 試合後、取材に応じたエドマンは「何かできるチャンスがあると思ったから集中し続けようとした。ショー(大谷)やムーキー(ベッツ)やフレディ(フリーマン)が後ろにいると心強い。仮に僕がうまく打てなくても、彼らがやってくれるって信頼してるから、プレッシャーを感じない」と興奮気味に振り返った。

 初回は右腕カブレラとの対戦。この日は日本文化の伝統に触れる「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」として開催され、大谷は日本語で「大谷翔平 背番号17」と紹介されて打席に入った。カウント2—1から低めのスライダーを捉え、右前に運んだ。一塁ベース上ではウッドワード一塁コーチと「ヘッドバンプ」。昨季まで一塁コーチだった敵将マッカラー監督が一塁ベンチで大谷を見つめる前で昨年から続く儀式を披露した。そこから次打者ベッツの打席で二盗に成功。ベッツの中飛で三塁に進むと、フリーマンの中前への先制打をおぜん立てした。

 第2打席は1—0の3回無死一、二塁の場面。ここは右腕カブレラの制球が定まらず、カウント3—1から外角のチェンジアップを見極め、1度もバットを振らずに一塁へ歩いた。満塁からベッツに左前打が飛び出し、大谷がまたも得点に絡んだ。

 第3打席は9番ロハスの適時打が飛び出し、3—0とリードを広げた4回2死二塁。ここはフルカウントからバックドアのカーブを見逃し、際どいボールながら四球で歩いた。2死一、二塁でベッツにつないだが、ベッツは二直に倒れた。試合前には昨季まで一塁コーチとして在籍したマーリンズ・マッカラー監督から「翔平は4タコだ」と宣言されていたが、全打席出塁の活躍となった。

 ドジャースは5回にT・ヘルナンデスが3戦連発とする今季9号を放つなど5—0と優位に試合を進めた。しかし、5回にドジャースの先発メイが無死一、二塁から適時打を許し、1死一、二塁となった場面でロバーツ監督がベンチを出て継投策を決断した。しかし、2番手左腕バンダが四球を与えて満塁とすると、代打マイヤーズに満塁弾を許して試合が振り出しに戻った。

 延長10回にマーリンズに勝ち越されたが、無死二塁からパヘスが四球、E・ヘルナンデスが犠打でつないで1死二、三塁とすると、エドマンが右前へ2点サヨナラ適時打を放った。

スポーツニッポン

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