【広島】止まらない負の連鎖 守備の綻びで勝利手放し4連敗 奮起求める新井監督「取り返してもらいましょう」
2025年4月30日(水)5時0分 スポーツ報知
11回、選手交代を告げた新井貴浩監督 (カメラ・堺 恒志)
◆JERAセ・リーグ 巨人4X—3広島=延長12回=(29日・東京ドーム)
広島はあと1アウトの状況から、守備の綻びで勝利を手放した。1点リードの9回2死一塁、ゴロを処理した三塁・小園の悪送球で、一塁走者が一気に生還。追い打ちをかける延長12回サヨナラ負けで、今季最長の4連敗となった。3位に転落した新井監督は「まあ取り返してもらいましょう。これからも試合は続いていく」と奮起を求めた。
負の連鎖が止まらない。チームの失策は5戦連続。直近の4連敗ではすべて失点に絡み、リーグ最多タイの14個となった。「そこはみんなも分かっている。また気を引き締めて臨みたい」と指揮官。まずは守り勝つ野球を取り戻すしかない。
バックネット裏最前列には広島1区選出の前首相・岸田文雄氏の姿があった。大のコイ党の応援も実らず、9連戦は黒星スタート。最大5あった貯金も1まで減り、序盤戦の正念場を迎えた。(畑中 祐司)