お寺で座禅に挑戦「1回リセット」西武・高橋光成は心を整え13連敗で止めた
2025年4月30日(水)6時10分 スポーツ報知
6回4安打無失点の力投をみせた高橋光成(カメラ・清水 武)
◆パ・リーグ 西武7—1楽天(29日・ベルーナドーム)
西武・高橋光成投手(28)が23年9月10日の日本ハム戦(エスコン)以来、597日(21試合)ぶりの白星をつかんだ。楽天戦(ベルーナD)で6回4安打無失点の好投。今季5戦目の登板で初勝利を挙げ、昨年から続いた悪夢の連敗を13で止めた。チームも3連勝で勝率5割に復帰し、4位に浮上。背番号13は「久々すぎてわけわかんない」と忘れかけていた勝利の味に浸った。
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どうにかして流れを変えたかった。15日のオリックス戦(京セラD)で今季2敗目を喫した後、お寺を訪問し座禅に挑戦した。「やっぱり携帯電話をたくさん見たり、情報を入れすぎた部分がある。今、なかなか勝ててないというのもあってガチャガチャ考えすぎちゃうので1回リセットで」
場所こそ「言えない。みんな来て良くなっちゃう」と苦笑いも、10分を2セット。足を組み、己と向き合った。「結構新しい感覚があったので続けていきたいですし、もう1個変われそうなきっかけになった」。テニスにキャンプと多趣味な高橋だが、新たな取り組みは、心を整えてくれた。(大中 彩未)