大谷翔平、11点リードの8回2死で途中交代 代打送られる 復帰8戦目で初回に待望の“パパ1号”

2025年4月30日(水)13時50分 スポーツ報知

◆米大リーグ ドジャース—マーリンズ(29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、本拠地・マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。13—2と11点リードの8回2死の第6打席には向かわず、代打・バーンズが告げられた。大谷の途中交代は今季2度目となった。

 この日の試合は「Women’s Night」として行われ、登場曲は真美子夫人が選曲したDALI、Manishの「ムーンライト伝説」。アニメ「セーラームーン」のオープニング曲として有名な同曲を背に打席に向かった。1点を追う初回先頭では、出場8試合ぶり、待望の“パパ1号”となる7号同点ソロ。今季2本目、通算14本目の先頭打者本塁打で記念すべき一発を飾った。22年サイ・ヤング賞右腕・アルカンタラの初球、95・5マイル(約153・7キロ)シンカーを捉え、今季自己最速の打球速度114・1マイル(約183・6キロ)、打球角度23度、飛距離394フィート(約120・1メートル)で右翼の敵軍ブルペンに打ち込んだ。

 2回1死の第2打席では四球を選ぶと、2死から3番・フリーマンの2球目に二塁へスタート。2試合連続の8盗塁目を決めた。昨季史上初の「50—50」(50本塁打、50盗塁)を達成した大谷。今季は7本塁打、8盗塁で「7—8」となっている。3回1死一、三塁の第3打席は空振り三振。5回2死の第4打席はフィリップスから二ゴロ、7回先頭の第5打席はソリアーノから見逃し三振に倒れていた。

 マ軍先発のアルカンタラは23年10月に右肘トミー・ジョン手術を受けて昨季は全休したが、3年前の22年に14勝、防御率2・28、207奪三振の好成績でサイ・ヤング賞に輝いた右腕だ。大谷はエンゼルス時代の同年に初対戦し、3打数無安打に封じられたが、3年ぶり2度目の対戦で成長した姿を見せつけた。

 前日28日(同29日)の同戦では大谷は1安打1盗塁に今季初の3四球。4出塁と1番打者の役割を全うした。マーリンズは今季からマッカロー新監督が就任したが、同監督は昨季までドジャースの一塁コーチで、大谷の快挙を支えた元相棒だ。2人が一塁上で披露していた頭をコツンとぶつけ合う「ヘッドバンプ」は新任のウッドワード一塁コーチに“継承”されたが、今も2人の絆は深く、同日の試合前にはグラウンドで談笑し、ハグを交わした。しかし、今回は敵としての再会。カード2戦目で痛烈な“恩返し”をお見舞いした。真美子夫人の出産に立ち会うための産休制度「父親リスト」から復帰後、8戦目。初回には38打席ぶりの一発も生まれ、ここから無双モードに突入する気配も漂っている。

スポーツ報知

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