大谷翔平、復帰8戦目で待望の“パパ1号”は先頭打者弾 元サイ・ヤング撃ちで真美子夫人&長女に贈る7号ソロ
2025年4月30日(水)11時19分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース—マーリンズ(29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、本拠地・マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。1点を追う初回先頭で出場8試合ぶりとなる7号同点ソロを放ち、待望の“パパ1号”を今季2本目、通算14本目の先頭打者本塁打で飾った。初球の95・5マイル(約153・7キロ)シンカーを捉え、今季自己最速の打球速度114・1マイル(約183・6キロ)、打球角度23度、飛距離394フィート(約120・1メートル)で右翼の敵軍ブルペンに打ち込んだ。
マ軍の先発はS・アルカンタラ投手(29)。23年10月に右肘トミー・ジョン手術を受けて昨季は全休したが、3年前の22年に14勝、防御率2・28、207奪三振の好成績でサイ・ヤング賞に輝いた右腕だ。大谷はエンゼルス時代の同年に対戦し、3打数無安打だったが、3年ぶり2度目の対戦で打ち砕いた。この日の試合は「Women’s Night」として行われ、登場曲は真美子夫人が選曲したDALI、Manishの「ムーンライト伝説」。アニメ「セーラームーン」のオープニング曲として有名な同曲を背に“ミラクル・ロマンス”を見せつけた。
前日28日(同29日)の同戦では大谷は1安打1盗塁に今季初の3四球。4出塁と1番打者の役割を全うした。マーリンズは今季からマッカロー新監督が就任したが、同監督は昨季までドジャースの一塁コーチで、大谷の快挙を支えた元相棒だ。2人が一塁上で披露していた頭をコツンとぶつけ合う「ヘッドバンプ」は新任のウッドワード一塁コーチに“継承”されたが、今も2人の絆は深く、同日の試合前にはグラウンドで談笑し、ハグを交わした。しかし、今回は敵としての再会。痛烈な“恩返し”をお見舞いした。
真美子夫人の出産に立ち会うための産休制度「父親リスト」から復帰後、8戦目。「Women’s Night」として行われた試合で、真美子夫人と長女にようやく“パパ1号”を贈った。大谷はこの日までの最近3試合で11打数6安打4四球の打率5割4分5厘、1打点と復調していた一方、復帰前から今季最長の37打席ホームランが出ていなかったが、38打席ぶりの一撃で完全復活を告げた。
◇大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)
▽18年 22本
▽19年 18本
▽20年 7本
▽21年 46本
▽22年 34本
▽23年 44本★
▽24年 54本★
▽25年 7本