「リバティお嬢さん、本当にお疲れ様、安らかに」中内田調教師が厩舎公式HPで3冠牝馬への思いつづった
2025年5月1日(木)0時13分 スポーツ報知
23年の秋華賞でリバティアイランドは牝馬3冠を達成
中内田充正調教師=栗東=が4月30日、厩舎の公式ホームページを更新し27日の香港G1・クイーンエリザベス2世Cでレース中に故障し、世を去ったリバティアイランドへの思いをつづった。
「リバティアイランドにご声援いただいた皆様へ」のタイトルで始まり、まずは多くの声援、追悼のメッセージを寄せたファン、携わってきた多くの関係者に感謝の言葉を述べた。
ホームページには続けて
「不幸な出来事は私どももまだしっかりと受け止めきれていないほどの悲しみが渦巻いている状況です」
「衝撃のデビューから牝馬三冠を成し遂げ、中内田厩舎の、そして日本競馬の歴史上の代表となる名牝に出逢えたことは本当に感謝しかありません」
「牧場に繁殖としてお返しできなかったことがもっとも深くお詫びしなければならない現実と受け止めております」
「これからくる未来に向けて、彼女から学んだことを糧に、彼女を超える馬を作り上げていくことこそが私どもの使命と肝に銘じて精進していく所存です」
と別れの悲しみ、出会いに対しての感謝、牧場への謝罪の気持ち、これからの馬づくりに向けての決意など、様々な心境をつづっている。
最後に「あなたは誰にでも優しい顔で、その愛くるしい瞳で可愛さを振りまき、競走では本当に強さ溢れる走りを見せてくれました。数え切れないくらいのファンの人たちを、そして、私たちスタッフに大きな感動をありがとう。リバティお嬢さん、本当にお疲れ様、安らかに」と3冠牝馬への感謝の気持ちをしたためた。