井上尚弥がジムワーク打ち上げ  試合直前も異例のファン対応「せっかく待ってくれているので」

2025年5月1日(木)12時10分 スポーツ報知

トップランクのボブ・アラムCEO(中)と写真に納まる大橋秀行会長(左)と井上尚弥(大橋ジム提供)

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥—ラモン・カルデナス(5月4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T—モバイル・アリーナ)

 【ラスベガス(米ネバダ州)30日=勝田成紀】世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が4月30日(日本時間5月1日)も、米興行大手トップランク社のジムで、WBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向けた調整。弟の前WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・拓真(大橋)相手に8ラウンドのマスボクシング、太田光亮トレーナー相手のミット打ちなどで同ジムでのジムワークを打ち上げた。

 大橋ジムの大橋秀行会長によると、午前は試合をプロモートするトップランク社に足を運び、インタビューを受けた。さらに93歳の世界的なプロモーター、ボム・アラムCEOと再び対面、激励を受けた。

 この日は同ジムでの練習は最後となったが、屋外にはサインを求めるファンで再び長蛇の列。前日以上にファンは集まったが「今日はもう試合前なので」と陣営は断ったものの、尚弥は「せっかく待っていてくれてるので」と異例の“神対応”を行った。ファンからは歓声が上がったという。

 大橋会長は「とてもいい練習を終えました」と尚弥の“男気”にも満足したようで、手応えを口にした。

 尚弥は練習後、自身のSNSで「本日でTOP RANKジムでの最終トレーニングが終了しました あとは疲れを抜いてゆっくり過ごします☆ チームの皆さんありがとうございました!!!」と報告、感謝した。

 また、この日、ネバダ州のアスレチック・コミッションの月例会議が行われ、井上—カルデナス戦のオフィシャルが承認されたと、米ボクシング専門メディア「ボクシング・シーン.com」が伝えた。レフェリーは、カリフォルニア州のトーマス・テイラー氏、ジャッジはマックス・デルーカ氏(カリフォルニア州)、デービッド・サザーランド氏(オクラホマ州)、スティーブ・ワイスフェルド氏(ニュージャージー州)の3人が選ばれた。審判報酬として、テイラー氏は4000ドル(約57万5000円)、ジャッジ3氏にはそれぞれ3000ドル(約43万円)が支払われる。テイラー氏とワイスフェルド氏が井上の試合に立ち会うのは初めて。デルーカ氏は井上がラスベガスで初めて戦った2020年10月のジェーソン・モロニー(オーストリア)戦でジャッジを務めた。サザーランド氏は井上戦では2試合でジャッジを担当した。

 戦績は、32歳の井上が29戦全勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

 試合はPRIME VIDEOで独占ライブ配信される。

スポーツ報知

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