大谷翔平、体勢崩されてもあと少しでフェンスオーバー 三塁打で5試合連続安打 3度目生還でメジャー最多32得点

2025年5月1日(木)6時36分 スポーツ報知

◆米大リーグ ドジャース—マーリンズ(30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間5月1日)、本拠地・マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。8回先頭の第5打席は6番手右腕・アリアスから中越え三塁打を放ち、5試合連続安打とした。81・3マイル(約130・8キロ)スライダーに体勢を崩されたが、飛距離399フィート(約121・6メートル)。軽くすくい上げた打球があと少しでフェンスオーバーだった。その後相手の暴投でこの日3得点目のホームを踏み、メジャー最多の32得点となった。

 マ軍先発はC・クワントリル投手(30)。大谷はド軍移籍前のエンゼルス時代からガーディアンズに所属していた右腕とは対戦経験豊富で、この日まで通算16打数5安打4四球の打率3割1分3厘、3打点。本塁打こそないが、相性は悪くない相手だった。初回先頭の第1打席は左飛。3回無死一、二塁の第2打席は投ゴロに打ち取られたが、併殺崩れで一塁に残ると、2番・ベッツの初球に完璧なスタート。いとも簡単に二盗を決め、3試合連続の9盗塁とした。盗塁王争いではリーグ単独5位に浮上。その後ベッツの左前適時打で大谷は二塁から一気に生還。両リーグ最速で30得点に到達していた。

 4回2死一塁の第3打席は2番手左腕・ベネジアーノから三飛。6回2死一塁の第4打席は元西武の4番手右腕・ティノコから四球を選んで5試合連続出塁とすると、その後ベッツの2点三塁打でホームを踏み、31得点目を記録した。

 前日29日(同30日)の同戦では、待望の“パパ1号”が飛び出した。1点を追う初回先頭で出場8試合ぶりの7号同点ソロ。今季2本目、通算14本目の先頭打者本塁打で記念すべき一発を飾った。22年のサイ・ヤング賞右腕・アルカンタラの初球、95・5マイル(約153・7キロ)のシンカーを振り抜き、今季自己最速の打球速度114・1マイル(約183・6キロ)、打球角度23度、飛距離394フィート(約120・1メートル)で右翼の敵軍ブルペンに打ち込んだ。

 真美子夫人の出産に立ち会うための産休制度「父親リスト」から復帰8試合、34打席目で生まれた初アーチ。「(妻が)出産してから打てていなかったので、いい1本になったかなと思います」と笑った。

 この日は、昨季42試合で打率3割5分7厘、19本塁打、35打点と打ちまくった得意のデーゲーム。史上初の「50—50」(50本塁打、50盗塁)を達成した昨季は4月終了時点で7本塁打、5盗塁だった。本塁打も今季初の2戦連発となれば、ともに24年シーズンを上回る好発進となる。

スポーツ報知

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