大の里 棚ぼた綱獲りへ「降ってくるものと思って頑張る」 幕内最重量191キロで挑む
2025年5月1日(木)5時0分 スポーツニッポン
大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)で初の綱獲りに臨む大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が30日、両国国技館で会見し「深く考え過ぎず、いつも通り。春場所もそうでしたが、優勝を考えると足をすくわれる。棚からぼた餅ではないが、降ってくるものだと思って頑張りたい」と述べた。
春場所では12勝3敗で並んだ平幕・高安との決定戦を制し3度目の優勝。夏場所の成績次第では昭和以降最速となる初土俵から所要13場所での横綱昇進となる。会見では「横綱とは」の質問が飛ぶなか「(二所ノ関)親方からもよく言われますけど、簡単にはなれるものではない。近づけるように、限られた時間で一生懸命頑張りたい」と無欲を強調した。
この日は茨城県阿見町の二所ノ関部屋で報道陣に非公開で朝稽古を行い、軽めの調整で体を動かしたという。午後の力士会前に身長、体重を計測。身長は1メートル92、体重は前回より8キロ増加し幕内最重量の191キロとなった。過去2度の優勝翌場所はともに9勝止まり。連続優勝の難しさは痛感している。「初日の入りが良くなかった過去2回の反省がある。3回目は失敗しないぞという気持ちを持って万全の状態で初日に挑めるように」と課題の序盤戦に全力投球の構えを見せた。