柔道・新井道大、先輩の日本一に「悔しい。やる気を出させてくれる」 GSカザフは「最低でも優勝」

2025年5月2日(金)19時33分 スポーツ報知

柔道グランドスラム・カザフスタン大会出発前にオンラインで取材に応じる新井道大

 柔道男子100キロ級で昨年世界選手権銅メダルの新井道大(東海大)が2日、グランドスラム(GS)カザフスタン大会(9〜11日)を前にオンラインで取材に応じた。4月上旬の全日本選抜体重別選手権では大会直前に体調不良に見舞われながらも初優勝を飾り、6月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)の代表にも選出された。「最低でも優勝を目標に設定して稽古に取り組んでいて、世界選手権につながるような試合をしたいです」と意気込んだ。

 新井は2023年12月のグランドスラム(GS)東京大会で2位となり、昨夏パリ五輪の代表候補の一角で急浮上した。しかし、その後は勝ち続けることはできず、21年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)がパリ五輪代表を勝ち取った。だが28年のロサンゼルス五輪では“ポスト・ウルフ”と期待される20歳のホープだ。

 そんな新井には刺激になることがあった。4月29日の体重無差別の全日本選手権では東海大の先輩でもある香川大吾(ALSOK)が初優勝した。「ひとつ思ったのは、身近な人が優勝するというのが、こんなにも悔しいというか、やる気を出させてくれる」と心境を吐露。続けて「1回戦から見ていましたけど、なぜ自分があそこに立てなかったのかな、と。それは予選に出なかっただけなんですが、けがとかを言い訳にして…。将来は3冠(全日本選手権、五輪、世界選手権を制すこと)を目指しているんですが、全日本に出て多くの経験をしなければいけないのに、自分だけ見ているというのが、情けなくて後悔が一番あります」と闘志に火がついた様子だった。

スポーツ報知

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