中村紀洋氏 本塁打が逆方向に飛ぶようになったキッカケとは...「使わないと30本以上打てないと」

2025年5月2日(金)20時10分 スポーツニッポン

 近鉄などでNPB通算2267試合に出場し、404本塁打を誇る中村紀洋氏(51)が2日、自身のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」を更新。日米球界で大きな話題になっている「魚雷(トルピード)バット」の話題から、自身のバットへのこだわりや考え方を明かした。

 今季“突然”日米野球界で注目の的となった「魚雷バット」。中村氏は実際に触った感覚や形状を見て分析する中で「パワーがある人には良いと思う」「バットのヘッドをうまく使って打てるバッターは、おそらく物足らないかもしれない」「これを使うことで(選手たちの)技術はどうなるかな、と。バットを操る技術はちょっと低下するんじゃないかな思います」と持論を述べた。

 魚雷バットの向き不向きについて語る中、元々は金属バット(高校時代)から入っているため「最初はバットのヘッドにはあまり意識がなかった。ただ強く振る感覚で(プロ)デビューした」という中村氏。しかし、そんな中村氏にプロでの転機が訪れる。

 「バットのヘッドを使わないとホームランがレフト方向にしか(飛ばない)。バットをうまく使ったら逆方向(ライト側)にも飛ぶので。ヘッドを使わないと(本塁打を)30本以上打てないと思った。そっからですね変わったのは。バットの形も変えましたし」

 パワーとバットのヘッドを使う技術を磨き通算404本のアーチを放った中村氏には、魚雷バットは「見た目が気持ち悪い」「(使う人が増えると)技術がなくなっていく気配がする」と響かなかった。

スポーツニッポン

「中村」をもっと詳しく

「中村」のニュース

「中村」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ