朝乃山の亡き恩師の長男・浦山「勝つ気で思い切りやるだけ」 目標の“先輩”との対戦見据える 新弟子検査

2025年5月2日(金)15時25分 スポーツニッポン

 大相撲夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が2日、東京・両国国技館で行われ、受検者14人全員が身長1メートル67以上、体重67キロ以上の体格基準をクリアした。

 近大出身で昨年11月の全国学生相撲選手権で8強入りし、幕下最下位格付け出し資格を持つ浦山秀誠(22=音羽山部屋)は「部屋には入っているけど、また新たにここから一からスタートしていく」と意気込んだ。身長1メートル84、体重170キロと恵まれた体格。夏場所での目標は勝ち越しで「初日に向けて準備を、しっかりしていく」と見据えた。

 元大関・朝乃山の富山商高時代の恩師で、17年に亡くなった浦山英樹さんの長男。「元々、相撲を教えたかった。教員の道を目指していたけど、歳をとってからというか、若くなくてもできることだと思った。今、少しでも(プロに)挑戦したい気持ちがあったので、まずはそっちを先にやろうと思った」。父と同じ教員の道へ進むつもりだった昨夏、音羽山親方(元横綱・鶴竜)からの説得を受け、大相撲挑戦を決めたという。

 目標とする力士は地元・富山市出身の朝乃山。「自分も四つ相撲なので。前に出る相撲を重視して考えながらやっている」と語った。“先輩”との対戦については「もし対戦があれば、自力でいうと朝乃山さんの方が上だと思うので胸を借りるつもり。でも、勝つ気で思い切りやるだけ」と力を込めた。

スポーツニッポン

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