信じられない!?ドジャース山本由伸、月間MVP選出は「僕もネットで知りました」事前通達なしの舞台裏

2025年5月3日(土)12時50分 スポーツ報知

◆米大リーグ ブレーブス1—2ドジャース(2日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 ドジャースが2日(日本時間3日)、山本由伸投手(26)が6回2死まで無安打の快投を見せ、開幕8連勝以来となる今季2度目の6連勝。22勝10敗の貯金12とし、ナ・リーグ西地区首位を守った。2—1と1点リードの8回終了後にはサンダーストームの影響で1時間13分間の中断もあったが、集中力を切らすことなく逃げ切った。

 山本は6回91球で1安打無失点。ノーヒットノーランの期待を抱かせる投球で4勝目(2敗)を挙げた。防御率0・90は両リーグでトップだ。試合前には日本人投手で5人目の月間最優秀投手賞(MVP)に選出されたことが発表されていたが、5月の初登板でも最速96・4マイル(約155・1キロ)の直球とスプリットを軸に貫禄の投球を見せた。

 山本は「すごくいい感覚で投げれてるかなって思いますし。(日本時代に)より近いかな」と状態の良さを強調。6回2死までは無安打だったが「なかなか9イニングまで行くっていうのがなかなか難しいことなので、あまり考えてなかったです」とノーヒッターは意識していなかったと明かした。

 試合前には月間MVP初選出が発表され「すごく嬉しく思います」。「事前に知らされてなかったので。僕もネットで知りましたけど。そういう感じかと思いました」と事前通達がなかった裏舞台を明らかにした。

 「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)は4打数無安打2三振に終わり、6試合ぶりにヒットが出なかった。ブ軍先発のホームズに対し、初回先頭の第1打席、4回先頭の第2打席は空振り三振。6回先頭の第3打席は打球速度110・8マイル(約178・3キロ)の当たりも野手の正面を突いて二ゴロ。8回1死一塁の第4打席は3番手右腕・ヘルナンデスから右直。打球速度110・3マイル(約177・5キロ)も飛んだところが悪かった。

 この日からはアトランタ→マイアミ→アリゾナと続く今季最長のビジター10連戦。4月19日(同20日)に真美子夫人が第1子となる女児を出産したことを発表した大谷パパにとっては愛妻とまな娘に会えない“試練”の大型連戦だ。「ロードでは(自分が)いないので、そこがちょっと気がかり」と本人も心配していたが、7月に行われる球宴の会場でもあるトゥルイストパークで、初戦から2人に雄姿を届けることはできなかった。

 この日は大谷に快音は生まれなかったが、打線は4回にスミスの右犠飛で先制すると、6回には大谷の後を打つ2番・ベッツが5号ソロ。投げては山本の後を受けたイエーツが7回にオルソンに一発を浴びたものの、9回はフィリップスが無失点で試合を締めるなどリリーフ陣で反撃を1点に抑えた。

スポーツ報知

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