C大阪、逆転勝利 アーサー・パパス監督「30分程度しか練習できていない」可変システム披露も1点差死守
2025年5月3日(土)23時8分 スポーツ報知
アーサー・パパス監督
◆明治安田 J1リーグ▽第14節 京都2—3C大阪(3日・サンガスタジアム)
C大阪がアウェーで2点差をひっくり返し、勝ち点3を獲得した。
前半12分と14分に失点を許した。2点を先取されたが、ここからが「超攻撃的サッカー」を敷くC大阪の真骨頂。18分に左サイドでボールを受けたFWチアゴアンドラーデ、FW古山兼悟、MF上門知樹とつないで最後は右サイドのFWルーカスフェルナンデスが右足を振り抜いてゴール。1点差に迫ると、43分にはスローインからルーカスフェルナンデスから、この日プロ初スタメンの古山が相手DFを背負いながらプロ初ゴール。前半のうちに同点に追いついた。
迎えた後半19分、ルーカスフェルナンデスのFKにMF中島元彦がダイビングヘッド気味にうまく頭で合わせて勝ち越し。1点差を守り切り、4試合ぶりに勝ち点3を獲得した。試合後、アーサー・パパス監督は「チームの選手たちを誇りに思う。アウェーの地で2失点してから立ち向かっていく姿勢というのは本当に素晴らしかった」と手放しに称賛した。
この試合では開始時から可変的に3バック気味のシステムを敷き、終盤は分かりやすく守備時に5バックで1点差を守り抜いた。このフォーメーションに関しては「練習で30分程度しか練習できていない形。1人ずつが持っているものをどこで出せればいいのかを考えつつはめた」と話し、「奥田は体調不良から復帰して10日しかたっていない。畠中、西尾にしてもずっと試合に出続けているので、そういった意味でもシステムを活用して試合の中でも休めるように」と意図を説明。1点差を死守する意地を見せたと同時に、選手たちの状態も管理しつつ勝ち取った白星だった。