C大阪 プロ初ゴールのFW古山兼悟、試合後「切り替えて…でもうれしいです」とにっこり プロ初スタメンで大仕事
2025年5月4日(日)0時8分 スポーツ報知
古山兼悟
◆明治安田 J1リーグ▽第14節 京都2—3C大阪(3日・サンガスタジアム)
C大阪の大卒ルーキー、FW古山兼悟がプロ初スタメンで初ゴールを挙げた。
前半12分と14分に失点を許した。しかし18分にFWルーカスフェルナンデスが右足を振り抜いて1点差。すると43分にその時は来た。右サイドのルーカスフェルナンデスにボールが渡ると、エリア内で待つ古山へパス。相手DFを背負いながら反転し、右足でプロ初ゴールを決めた。値千金の同点弾。「スタメンで決められなかったり、勝てなかったら『もうないな』というか苦しいなというのは自分でも思っていた。やってやろうという気持ちは人一倍だった」と鼻息を荒くした。「ホッとしているけれど、中2日で試合がくるので浮かれているのもそろそろ終わって、切り替えて…でもうれしいです」と記念すべき1点目を、安堵(あんど)感とともにかみ締めている様子だった。その後、チームは逆転に成功して4試合ぶりの勝ち点3を獲得した。
得点時にはベンチの選手はもちろん、スタンドで見ていたMF田中駿汰らベンチ外の選手たちも総立ち。「一緒に喜んでくれているのがうれしかったです。チームメートが本当によくしてくれている。みんなの期待に応えられるように、継続します」。負傷者続出のチームを救うように、若武者がキラリと光を放った。