井上尚弥「東京ドームも一回経験している。不足はない」 レジェンドとの撮影には「ファン目線に...」
2025年5月3日(土)9時45分 スポーツニッポン
◇プロボクシング 世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA同級1位 ラモン・カルデナス(米国)(2025年5月4日 米ネバダ州ラスベガス T−モバイル・アリーナ)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)が2日(日本時間3日)、MGMグランド内での試合前公式会見に対戦相手のWBA同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)らと出席した。
会見後には日本の報道陣にも対応。井上との主な一問一答は以下のとおり。
——日本とスタイルの違うファイトウィーク。
「自分の中で楽しめて、このファイト・ウィークに挑めている。凄く調子がいいのかな」
——米国での調整面での難しさは。
「今回ラスベガスが3回目なので、過去の2回の中からここをこうしたらいいな、というのものが多々あった。練習の時間帯だったり、食事、時差調整でそういったものの教訓がある。今回凄くよく仕上がっている」
——練習の時間帯等は。
「前回(21年6月)少し早めにやったが、今回少し遅めにやって、なるべく試合の時間帯に近づけるようにした」
——減量面は。
「全く問題ない」
——米国のファンの期待を感じるか。
「そういったところも感じている。疲労はあるが(ファンサービスにも)一つ一つに対応していきたい」
——KOとなれば、ジョー・ルイスさんを超える記録となる。縁は感じるか。
「縁を感じることはないが、その記録にこだわってKOするわけではなく、この試合はKOで終わらせないと自分の中ではいけない試合。記録のためではなく、自分自身のそういった試合内容を作っていきたい」
——会見場にはルーベン・オリバレス、フェルナンド・バルガス、アントニオ・バレラ氏の姿も。
「(オリバレス氏とは)世代的に全然違うので話はできていない。ただバレラ、バルガスは父の影響で幼少期にWOWOWで見ていた選手。ファン目線になって、珍しく自分のカメラを渡して取ってもらったくらい、ワクワクした」
——世界戦でKOすることの難しさは。
「過去の試合を振り返れば、自分のファイトスタイル的に世界戦でのKOが難しいという風には見えない。どんな相手であろうが、そこは狙っていきたい。ポイントを加算して勝たなきゃいけない試合も出てくると思うが、今回はそうではなくて、しっかり見せ場をつくりたい」
——今回KO意識するのは相手なのか、それともアメリカという場所の影響なのか。
「毎回それは自分の中で課題があるので、別にアメリカにこだわりはない」
——今回カルデナスと長くフェースオフした。
「凄い落ち着いてこの試合に挑んいるのを感じた。それと同様な自信を持ってできているという感じで捉えた」
——Tモバイル・アリーナの外観を見た感想は眺めた感想は。
「当日はリングチェックをする予定もない。東京ドームも1回経験している。そういったところで経験として不足はない」
——リングチェックはいつもしないのか。
「いつもしない。東京ドームの時も。5、6年はしていない。有明アリーナで初めてやる時もしていない。モニターで見るくらい」
——現地での注目度も高い。日本人世界チャンピオンとしてどう受け止めているか。
「凄い期待値を感じる。だから自分の中でもモチベーションとし、それだけの試合をお届けしたい」
——アメリカメディアの印象は。
「何を求めてるのかな、ちょっと難しい角度の質問はある。そこは楽しめていない(笑い)」
——エスピノサと初対面。印象は。
「そりゃ、でかいなあと」
——エスピノサが歌い出したことへの感想は。
「特に何も思っていない」