“鉄の拳”中野幹士、5度ダウンを奪うド派手米国デビュー「こんなにうまくいくと思わなかった」…井上尚弥の前座で4回TKO勝利

2025年5月5日(月)9時58分 スポーツ報知

試合後にIBF王者アンジェロ・レオ(左)と対面した中野幹士(カメラ・勝田 成紀)

◆プロボクシング ▽フェザー級(57・1キロ以下)10回戦 〇中野幹士(4回1分58秒TKO)ペドロ・マルケス●(4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス T—モバイル・アリーナ)

 【ラスベガス(米ネバダ州)4日(日本時間5日)=勝田成紀】東洋太平洋フェザー級王者でIBF世界同級8位の中野幹士(29)=帝拳=が米国デビュー戦を4回TKO勝利で飾った。

 ダウン経験のなかった元WBO北米同級王者ペドロ・マルケス(30)=プエルトリコ=を5度も倒した。2回、ガードの隙間に左ストレートを差し込み最初のダウンを奪うと、直後にも左で2度目のダウン。3回にも左で追加。4回に左右ボディーのコンビネーションで4度目のダウンを奪い、最後は右ボディーを突き刺しトドメを刺した。

 ド派手な米国デビューを飾った中野は「こんなにうまくいくと思わなかった」と笑顔。何度ダウンを奪っても立ち上がってくるマルケスに対し「終わるかと思ったけど立ってきたんで、何で立つんだよと思いながらずっとやっていた」と笑わせた。米メディアから「パワーの秘訣は?」と聞かれると「お父さんとお母さんに感謝です」。「好きなアニメは?」の質問には「ドラゴンボール」と答えた。

 「マノス・デ・アセロ(鉄の拳)」の異名を持つドパンチャーは、これで8試合連続KO勝利となり、戦績を13戦全勝12KOとした。世界ランクもIBF8位、WBA・WBC10位、WBO11位と4団体すべてで世界挑戦を伺う位置につける。

 世界挑戦については「すぐ組まれてもいいように毎日頑張る」とコメント。取材後には5月24日に亀田和毅の挑戦を受けるIBF同級王者・アンジェロ・レオと対面。中野は「はじめまして」と頭を下げて握手を交わし、IBFベルトを掲げたレオを2ショット写真に納まった。

スポーツ報知

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