「米国はわが国への先制核攻撃を既定事実化」北朝鮮が非難

2025年5月4日(日)19時54分 デイリーNKジャパン

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日に発表した論評で、米軍がアラスカのフォートグリーリー大陸間弾道ミサイルの迎撃訓練を実施したのは、「わが国家との核戦争を既定事実化した攻撃的性格の軍事行動である」と非難した。


論評は「米国がわが国家との核戦争を追求しないなら、われわれの戦略核戦力が米本土を狙うようなことは起きないであろうし、あえて、何らかの『迎撃』を議論する必要もない」と強弁。


そのうえで「われわれの大陸間弾道ミサイルを迎撃対象にしたという事実自体が、米国がわが国家に対する核先制攻撃を既定事実化し、報復打撃への対応を熟達していることを反証している」と決めつけた。


また、「朝鮮半島の周辺地域は戦略爆撃機B-1B、ステルス戦闘機F-22、ステルス戦闘機F-35機種の3種を含む米空軍の戦略資産が大挙集合した巨大な発進基地」と化していると主張。


こうした軍事的圧迫は「いかなる形の軍事的脅威も圧倒的に制圧できる最強の攻撃力と防衛力の構築」を必要とさせるとして、自国の核武装を正当化した。


デイリーNKジャパン

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