“仕上がった”井上尚弥が前日計量一発パス!“解説”ドネアが「ガンバッテ」と激励 あすラスベガス決戦

2025年5月4日(日)5時43分 スポーツニッポン

 ◇プロボクシング 世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)(2025年5月4日 米ネバダ州ラスベガス T-モバイル・アリーナ)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)が3日(日本時間4日)、ラスベガスのMGMグランドで前日計量に臨み、リミット(55.3キロ)を下回る121.9ポンド(約55.29キロ)でパスした。対戦相手のWBA同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)も121.8ポンド(約55.24キロ)でクリアした。井上は腹筋がバキバキに割れ、仕上がった状態。計量後のフェースオフでは約12秒間、カルデナスと顔を突き合わせた。

 計量後は2度対戦した元5階級制覇王者ドニト・ドネア(フィリピン)がゲスト解説を務めた放送席に座った。フェースオフした相手の印象を問われると「非常に落ち着いていて、よく仕上がっている」とコメント。会場の雰囲気について「日本とは全く別物です」と述べ、モチベーションを問われると「まだまだ強くなりたいという気持ちです」と答えた。今後の目標に関しては「最終目標として1つ上のフェザー級はチャレンジしていきたい」と話し、「ノニトとの試合がキャリアの中で分岐点となった試合なので、ありがとうと伝えたい」と笑みを浮かべてドネアに感謝した。最後はドネアから日本語で「ガンバッテ」と激励され、2ショット写真に収まった。

 井上は21年6月以来、4年ぶり3度目のラスベガスのリングに上がる。過去2回はいずれもコロナ下で、今回初めて制限なしの有観客開催となる。数々のスター選手が出場してきたシンコ・デ・マヨ(メキシコの祝日)の興行で、ラスベガスの“新聖地”T-モバイル・アリーナに登場する。

 戦前予想は井上が圧倒的有利で、海外ブックメーカーのオッズは井上の勝利が1.01〜1.03倍、カルデナスが13〜34倍。ラウンドごとの予想も井上の4、5、6回KOが最も低い9倍と、早期決着が人気となっている。

 また、アンダーカードのフェザー級10回戦に登場する東洋太平洋フェザー級王者の中野幹士(29=帝拳、12勝11KO)は125.9ポンド(約57.10キロ)で計量をパスした。対戦相手のペドロ・マルケス(30=プエルトリコ、16勝10KO1敗)はリミットの126ポンド(約51.15キロ)だった。

スポーツニッポン

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