佐野仙好超え!阪神・大山が通算565打点で球団歴代単独13位浮上 輝との“アベック打点”は26連勝に
2025年5月4日(日)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神7—1ヤクルト(2025年5月3日 甲子園)
阪神・大山が勝利に大きく貢献する一撃で“大先輩”の記録を抜いた。1—0の3回1死一、三塁。奥川が投じた初球の内角ツーシームを思い切り振り抜き、左翼線2点二塁打。この2打点で、85年日本一メンバーでもある佐野仙好を超える通算565打点とし、球団歴代単独13位に浮上した。
「次の1点、2点が大事。得点できて良かった。デュプランティエがいいピッチングをしていたので、なんとか出したかった」
佐野氏といえば、大山が阪神から単独1位指名を受けた16年ドラフト時に、アマスカウト統括として責任者の立場にあった。白鴎大時代の大山を「タイミングが合っていて、アウトでも内容が非常にいい。伸びると思う」と高く評価し、その1位指名に至る決断に深く関わった人物だ。その先見の明に対し、結果で応えた格好だ。
この日は大山とともに、4番・佐藤輝も2打点。2人が“アベック打点”を挙げた試合は、これで昨年4月3日DeNA戦から引き分けを挟んで26連勝となった。打つべき人が打ち、勝つべくして勝った一戦だった。(松本 航亮)