【RIZIN】朝倉未来9カ月ぶり復帰戦で鈴木千裕にTKO勝ち「朝倉未来は最強じゃなきゃいけない」

2025年5月4日(日)20時46分 スポーツニッポン

 格闘技イベント「RIZIN」の2度目の東京ドーム大会で、朝倉未来(32=JAPAN TOP TEAM)が復活を果たした。元RIZINフェザー級王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)との66.0キロ5分3Rのワンマッチで、3R1分57秒、TKO勝ちした。

 23年7月30日の「超RIZIN.2」(さいたまスーパーアリーナ)でのウガール・ケラモフ(33=アゼルバイジャン)戦、24年7月28日の「超RIZIN.3」での平本蓮(26=剛毅會)戦で連敗していったん引退を表明したが、東京ドーム大会の中心選手としてオファーを受けて復帰した。

 対戦相手は平本蓮から“天下無双の稲妻ボーイ”鈴木千裕に変わったが「ワクワクしますね。試合が楽しみです」と気持ちは切り替わっていた。そして「今までの格闘技人生で一番練習して来たのでそこが自信になっている」と語っていた。その言葉通り、開始早々から攻めていった。

 1R、先にパンチを繰り出し、30秒すぎにタックルからテークダウンに成功。コーナーに押し込んでパウンドを振り下ろした。その後もトップキープ。膝も繰り出しダメージを与えた。

 2Rも相手のパンチを見極めてテークダウン。懸命に逃れようとする相手を自由にさせなかった。寝技のテクニックが上がっているのは歴然で、パウンドを当て続けた。

 3Rは前に出てくる鈴木のパンチを受けながらも膝蹴りなどで応戦。相手の大振りのパンチをかわして捕まえると再びテークダウン。左目上をカットさせ残り3分3秒で試合が中断。ドクターストップにより、約2年ぶりの勝利をつかんだ。

 朝倉はRIZIN初の東京ドーム大会となった21年6月13日の「RIZIN.28」でメインイベントに登場したが、クレベル・コイケ(35=ブラジル)とのフェザー級タイトルマッチで失神KO負け。「東京ドーム大会のメインで試合をすることができたことは、自分の宝になるんじゃないかなと思います」としながらも「自分自身に落胆している」とも話していた。

 2度目の東京ドームは、鈴木に何もさせない完勝。リング上では「帰ってきました。強くなって帰ってきました。東京ドーム満員のこの景色で復活できてよかった。またすぐ戻ってきます。朝倉未来は最強じゃないといけないので」と戦い続けることを約束した。

 U-NEXTなどのライブ配信で解説を務めた川尻達也氏(46)は「内容もよかった。フェザー級タイトルマッチを見てみたい」と朝倉がタイトル戦線に戻ってくることを熱望した。

スポーツニッポン

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