東洋太平洋王者・中野幹士 ベガスデビュー戦へ前日計量パス 「必ず勝つという気持ち」
2025年5月4日(日)7時42分 スポーツニッポン
◇プロボクシング フェザー級10回戦 中野幹士(帝拳)<10回戦>ペドロ・マルケス(プエルトリコ)(2025年5月4日 米ネバダ州ラスベガス T−モバイル・アリーナ)
プロボクシング東洋太平洋フェザー級王者の中野幹士(29=帝拳)が3日(日本時間4日)、ラスベガスのMGMグランドで行われた米デビュー戦の前日計量に臨み、125・9ポンド(約57・10キロ)キロでクリアした。
4日(同5日)の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)の前座で、ペドロ・マルケス(30=プエルトリコ、16勝10KO1敗)とフェザー級10回戦で対戦する中野は「仕上がりは良い。日本にいたときと同じように調整し、減量も問題なくできた」と仕上がりに自信をのぞかせた。
21年10月に米フロリダ州での試合が予定されていたが、試合一週間前に相手の負傷で中止に。海外での初の前日計量イベント参加に「動画で見ていたやつそのままだった」と目を輝かせた。
世界ランキングはIBF8位、WBA、WBC10位、WBO11位に位置し、年内の世界挑戦にも意欲を示す。12戦全勝11KOで「鉄の拳」の愛称を持つ男は「どういう試合を見せたいかというよりは、必ず勝つという気持ち。いい勝ち方ができたらうれしい」と静かに闘志を燃やした。