今永昇太「すごくショック」「前兆は全くなかった」左太もも裏負傷で緊急降板、精密検査へ
2025年5月5日(月)6時12分 スポーツ報知
◆米大リーグ ブルワーズ4—0カブス(4日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)
カブス・今永昇太投手(31)が4日(日本時間5日)、敵地・ブルワーズ戦で先発したが、6回途中で緊急降板するアクシデントに見舞われた。5回までは3安打無失点の快投を見せていたが、6回途中で84球を投げ、4安打2失点で4勝目はならなかった。今永は左太もも裏を痛めたことを明かし、カウンセル監督はあす5日(同6日)に精密検査を受けることを明かした。
またしても今永がアクシデントに見舞われた。両軍無得点の6回。1死一、二塁でイエリチを一塁へのゴロに打ち取り、「3—6—1」の併殺を狙って一塁に走っている途中に苦悶(くもん)の表情を浮かべて左脚付近を気にするようなしぐさを見せた。なんとか一塁ベースまでは到達したが一塁はセーフ判定で、その後は痛みからかしばらく動くことが出来ずに左太もも裏付近を押さえると、トレーナーや通訳らが駆け寄り、そのまま2死一、三塁で球数84球ながらマウンドを降りた。代わった2番手右腕・メリーウェザーが暴投と適時打で走者を返したため今永には失点「2」がついた。
試合後に今永は現地放送のインタビューで「患部がどれくらい損傷しているか分からないけど、自分の中では初めての箇所なので、あしたチェックしないと何が起こっているか分からない。今週体の状態はすごく良くて、試合前の準備もよかった。前兆は全くなかったので、自分としてはケガしたことがすごくショックですね。ダブルプレーを取りに行く中で一塁へ全力疾走したときにケガしたと思う」と明かした。
今永は前回登板の4月29日(同30日)の敵地・パイレーツ戦で6回途中6安打無失点で3勝目を挙げたが、両脚をつって緊急降板。状態が心配されたが、中4日で先発のマウンドに上がった。その影響については「ピッツバーグの時(前回登板のパイレーツ戦)は太ももの前だったので、(痛めた)場所がまず違うという所と、今(試合後)自然に普通に歩けているので、自分としてはこれがどれだけひどい状態なのか、それとも軽いのか初めての箇所なのでちょっと分からないです」と説明した。
この試合も、5回までは奪ったアウトが4三振と11個のフライアウト。ゴロアウトが1つもないという珍しい快投で3安打無失点に抑えていた。両軍無得点の6回は安打と四球で1死一、二塁となり、併殺でピンチ切り抜けたかと思われたプレーでまさかのアクシデントに見舞われた。今後の状態が心配される。